日本サッカー協会(JFA)は21日、サッカー日本代表が9月に欧州遠征を行い、アメリカ合衆国代表との国際親善試合を行うことを発表した。アメリカ側では日本との対戦をどのように捉えているのだろうか。

 アメリカ側は9月23日の日本戦に加えて、4日後の27日にサウジアラビア代表と対戦することも発表している。サウジアラビア戦はスペインのムルシアで開催予定だが、日本戦の開催地は現時点で未定だ。

「ワールドカップ出場国を相手に自分たちの力を図る機会を持てることを嬉しく思う。6月のモロッコ戦、ウルグアイ戦に続いて、多様なスタイルを持った質の高い相手を経験してワールドカップに備えることができる」とアメリカ代表のグレッグ・バーハルター監督は対戦相手の決定についてコメントしている。

 アメリカ代表はカタールワールドカップのグループステージでイラン代表とも対戦予定。米『NBC』は日本代表との親善試合について、「アジアの他チームとの対戦で得られるものは多い。もちろんイランと日本の戦い方は異なるが、どちらも中盤と前線に非常にテクニカルな選手が多く、引いて守り容易に崩されないように戦うことも厭わない」と見通しを示している。

 また同メディアは日本の注目選手として「リバプールの南野拓実、アーセナルの冨安健洋、フランクフルトの鎌田大地」と3人に言及。また「アメリカと同じく経験豊富な選手も多く、才能ある若手も数多く出てきている」と評している。

 MLS(メジャーリーグサッカー)公式サイトではアメリカ代表との対戦決定を伝えつつ、日本の主要選手としては南野に加えて吉田麻也、浅野拓磨の名前を挙げた。両国の対戦が2006年以来16年ぶりとなることも紹介している。