【プレミアリーグ】クリスタル・パレス0-2アーセナル(8月5日・日本時間6日/セルハースト・パーク)

 サッカーの欧州4大リーグの一つであるプレミアリーグが開幕を迎え、オープニングマッチとなったクリスタル・パレスvsアーセナルの一戦で飛び出した“超絶”スルーパスにスタジアムが騒然となり、直後、絶体絶命のピンチを防いだGKの超絶セーブに再びファンが沸く一幕があった。

【映像】超絶パスに超絶セーブ「ハイレベルすぎる」攻防

 話題のシーンは、0-1でアーセナルが1点をリードして迎えた後半51分。高い位置でボールを回収したクリスタル・パレスの攻撃局面から始まった。

 中央でボールを持ったコートジボワール代表・ザハは、敵を引きつけながらコンパクトに右足を一閃。矢のような勢いのグラウンダーのパスは3人のDFの間をすり抜け、左から飛び出した10番・エゼの足元にピタリと収まった。

 あとは決めるだけ。しかし、立ちはだかったのはアーセナルの守護神、イングランド代表GK・ラムズデールだ。エゼがワントラップから股下を狙い澄ましたフィニッシュを、真正面で完璧にシャットアウト。試合を見守る誰もが1点を覚悟した場面で見せたスーパーセーブだった。

 超絶パスに超絶セーブ。ハイレベルすぎる攻防にABEMAの視聴者も「何あのパス」「ラム神」「ザハうめぇ」「マジ守護神」と、双方のプレーに唸りっぱなし。解説の佐藤寿人氏も、「ニアもファーもあるなかでエゼが選んだのが股下だったが、ラムズデールがしっかりと距離を詰めた」と話し、ザハのパスについては那須大亮氏も、「前を向いた際の判断とボールの質がパーフェクト」と言及。攻めも攻めたり、守りも守ったり。ゴールシーン以上にコメントが飛び交う、ファン垂涎の攻防となった。

 なお、試合は、先制点を挙げたアーセナルが後半にも1点を加え2-0で勝利。この日、日本代表・冨安健洋は欠場となったものの、昨季は5位で惜しくもCL出場権を逃したアーセナルだけに、2016-17以来のCL出場、そして2003-04以来となるリーグ制覇へ向け、まずは貴重な勝ち点3を手にした。(ABEMA/プレミアリーグ)