【FIFA ワールドカップ カタール 2022・決勝トーナメント1回戦】イングランド3-0セネガル(日本時間12月5日/アルバイト スタジアム)

間違いなく試合の行方を左右したセービングだった。イングランドの快勝をお膳立てしたとも言える守護神の片腕セーブに、ABEMA視聴者も「猫並みの反応w」と驚嘆した様子だった。

【映像】左手一本! ピックフォードの片腕セーブ

0-0で迎えた31分、イングランドは相手のロングフィードを最終ラインのDFウォーカーが頭でクリアすると、MFサカがこれをパスミス。セネガル代表FWサールに拾われ中への進入を許すと、ペナルティーエリア内でフリーになっていたFWディアにパスが通る。ディアにシュートを打たせてしまったイングランドだったが、GKピックフォ-ドが左手一本でこれをセーブし、ピンチを救った。

至近距離からのシュートということで反応できる余地は少なかったはずだが、大きな構えから素晴らしい反応を見せたピックフォード。このプレーには「腕1本で防ぎやがったw」「片手はすごい」といったコメントが寄せられた。

解説を務めた松木安太郎氏は、「ビルドアップのところでディフェンスラインからのミスは、チャンスをつくれますからね。日本もそういったところを狙ってここまで良い形で点を取ってるシーンもありましたから」と指摘。ピックフォードもこの直後、味方に意思疎通を促すようなジェスチャーを見せていた。

イングランドの快勝に終わったこの試合だが、このシーンまでは互いに決定機を欠き、ディアのシュートが両チームを通じて最初の決定機だった。イングランドはこの直後に立て続けに2ゴールを奪って勝利を決定付けただけに、まさに勝負の行方を左右したプレーだった。

(ABEMA/FIFAワールドカップ カタール 2022)