RISE QUEENフライ級暫定王者の小林愛三にとって、今回の試合は1つのミスも許されないものだった。
 4月17日の後楽園ホール大会、そのメインイベント。小林が対戦したのは田渕涼香だ。昨年12月、代打としてRISE初参戦の田渕に、小林はダウンを奪われ敗戦。団体史上に残る番狂わせと言ってよかった。しかもこの時、田渕はまだプロ3戦目だった。
 今回はベルトをかけてのリマッチ。連敗は絶対にできない。小林は「これで負けたらどうなるんだろうって、考えるだけで怖かったです」と試合前の心境を振り返った。