麻雀プロ団体・最高位戦日本プロ麻雀協会の最高峰タイトル「最高位」を決める最高位決定戦の最終第5節が1月9日に行われ、醍醐大が激戦を制し逆転で初の最高位に輝いた。最終戦まで予断を許さない接戦を中、百戦錬磨の近藤誠一からの追撃から逃げ切ると、終局後には涙を流した。
 第4節を終えた時点で、醍醐と近藤のマッチレースの様相を呈していた今期の決定戦。トータル2位だった醍醐は、最終節の初戦でトップを取り、3着だった近藤をトータルポイントで逆転。続く2回戦でも醍醐トップ、近藤3着でさらにリードを広げた。それでも簡単には終わらないのは歴史あるタイトル戦だからこそ。近藤が3回戦で意地のトップを取り、最終戦を前に醍醐と近藤の差は約30ポイント、1着順と1万点差という、再逆転も十分にある状況となった。