最年少でのタイトル獲得、二冠達成、八段昇段と、高校生活最後の年に大きな飛躍を遂げた藤井聡太二冠(18)。将棋界での序列は3位にまでなり、タイトルホルダーが4人いることから「4強」の一角として呼ばれるようにもなった。タイトルを獲得した棋聖戦、王位戦での戦いぶりは、連日各種メディアでも大きく取り上げられ、デビュー直後に巻き起こった「藤井フィーバー」再来とも言われた。「AI超えの一手」などにも注目が集まったが、棋士の間ではある評価が定着しつつある。それが「普通に勝つ」「派手な手はあまりない」ということだ。