将棋の藤井聡太二冠(18)が10月26日、王将戦挑戦者決定リーグ3回戦で永瀬拓矢王座(28)に敗れ、リーグ3連敗を喫した。この結果、藤井二冠の挑戦権獲得の可能性はなくなり、今年度の三冠達成はなくなった。全員がタイトル経験者という、史上稀に見る超ハイレベルと呼ばれた今期の同リーグだが、最年少タイトルを次々と樹立した藤井二冠にとっては、トップ棋士の地力を突きつけられる試練の場所となった。