将棋の放送対局で、ファンの楽しみになっているのが解説・聞き手によるトーク。対局の内容、今後の展望、指し手の意図など、2人の会話によってわかりやすく、おもしろく伝えるのがメインとなるが、同じ対局を伝えるにも大きく技量の差が出るところだ。藤井聡太王位・棋聖(18)が豊島将之竜王(叡王、30)に7度目の挑戦で初めて勝利し「ラスボス撃破」と話題になった一局で、全く違った輝きを放っていたのが千葉涼子女流四段(40)。その独特のワードセンスに、思わず解説の棋士や視聴者を笑いの渦に誘い込んだ。