「会議に女性が多いと時間がかかる」
 東京オリンピック・パラリンピック組織委員会の森喜朗前会長による女性蔑視発言に端を発した騒動。国内のみならず海外からも大きな批判を浴び、森氏は辞任、五輪担当大臣だった橋本聖子氏が新会長になる形で一旦は決着した。
 しかし、改めて浮き彫りとなったのが「男女格差」の根深さだ。「世界経済フォーラム」が2019年に発表した各国の男女格差を測る「ジェンダー・ギャップ指数」では、日本は153カ国中、121位と過去最低の水準に落ち込んでいる。