「-1」にはなるものか!そんな最年長者の意地が勝ち越しへの一手につながった。プロ将棋界唯一の団体戦「第4回ABEMAトーナメント」の予選Aリーグ・第1試合、チーム藤井とチーム稲葉の対戦が4月10日に放送され、チーム藤井の高見泰地七段(27)が稲葉陽八段(32)と1勝1敗、久保利明九段(45)に1勝の、計2勝1敗と勝ち越した。チームは藤井聡太王位・棋聖(18)、伊藤匠四段(18)という18歳コンビに高見七段が加わった「最年少+1」。絶対に足を引っ張りたくないという先輩の思いが、後輩棋士にも強く伝わった。