グループ加入から4年が経過しても12人が1人も欠けずに在籍し、それぞれ活躍の幅を広げている。個性的なメンバーが集まった3期生。岩本蓮加と佐藤楓はそんな同期の関係性が「心地良い」と感じているという。
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ーーデビューから4年が経過しました。改めて同期の絆を感じる瞬間はありますか?
岩本:なんかさ、3期生って良い意味でそれぞれの色が違うところがいいよね。
佐藤:そうだね。
岩本:どこか緩さもあって、でもちゃんとやる時はみんなやるんです。基本的に言葉はなくても“良い関係”が保てている状態なんだと思います。
ーーそれはすごく良い状態ですね。初期の頃からそんな雰囲気だったんですか?
佐藤:最初の頃はみんながみんな自分のことで精一杯で、団結力は弱かった気もします。けど、久しぶりに3期生で集まった時は、やっぱり同期の居心地の良さを感じますね。みんなと一緒なら頑張れるし、3期生のためなら何でも出来ると思えます。
ーー3期生は個性が強い12人が集まった印象も。
岩本:逆にそれが心地良いんですよ(笑)。
ーーまだ詳細は発表されてませんが、今後は期別ライブも予定されています。3期生の単独ライブ開催は、久しぶりですよね。
岩本:めちゃくちゃ久しぶりです。デビュー当時はよくやらせてもらってたんですが、あの頃と比べると、私たちもだいぶ変わったと思います。どんなライブになるかはまだわからないですけど、3期生だけでライブが出来るということを、みんな楽しみにしています。ファンの方も「今の私たちの姿を早く観たい」と言ってくださっているので、その期待に応えられるように、そして楽しんでやりたいと思います。
佐藤:最後に3期生だけでライブをしてから数年が経ちましたけど、その間個々で活躍の場を広げたり、それぞれ学んだり成長していると思います。当時と今では気持ちの持ち方とか意識もだいぶ変わったと思うので、久しぶりの3期生ライブはこれまで培ったものをみんなで出そうと思います。ファンの方にも期待して待っていて欲しいですね。
ーー「ノギザカスキッツ」ACT2(日本テレビ)では、佐藤さんの「AIでん」というキャラクターも生まれました。過去に「乃木坂工事中」(テレビ東京)で梅澤美波さんに暴露された一面が時を超えてキャラクターになりましたね。
佐藤:そうですね。今まで個性というものに悩んだりしていたので、まさかこのタイミングで私の個性を活かしたキャラクターが出来るとはと驚きつつ、うれしかったです。でもその反面、私ってまだ棒読みなんだなって思いました(笑)。
岩本:ふふふ(笑)。
ーー岩本さんは同世代の4期生と共演する上でどんなことを意識していますか?
岩本:最初は先輩・後輩って関係そのものが緊張すると思うんですけど、私は4期生と“仲良くなりたい”と思ったのでみんなから話しかけやすい先輩と思ってもらえるように、そういう空気感を出すようにしています。
ーー2月23日に開催される「乃木坂46 9th YEAR BIRTHDAY LIVE」のリハでも4期生と会話されてますか?
岩本:全員とは話せてはいなくて、4期生も先輩に勢いよく来るタイプではないと思うんですけど、これから徐々に仲良くなっていきたいと思ってます。
ーー3期生だけでリハや打ち合わせをする時、リーダシップを発揮するメンバーは誰ですか?
岩本:久保(史緒里)ちゃんと、梅ですね。それはずっと変わってないです。その中でも3期生に変化を感じたことがあって。最初はずっと2人に引っ張ってもらっていた感じだったんですけど、最近は「でもさ、ここはこうじゃない?」「私はこう思う」とみんなが意見を言うようになったんです。
ーー12人がよりいい方向に向かうように、意見を出し合う雰囲気が自然と構築されたというか。
岩本:そうですね。話し合うことで、12人が同じ方向を向いていると感じます。
1曲1曲に心を込めて
ーー今回の「バスラ」は初の配信での開催となります。すでに配信ライブのステージは経験されていますがどのように感じましたか?
岩本:個人的に配信ライブは“歌番組”という感覚に近いです。カメラに映ることが全てだと思うので、一瞬も気を抜かずパフォーマンスが出来たらって。やっぱり目の前にファンの方がいない寂しさはありますけど、スタジアム規模の会場にも収まらないような数のファンの方が見てくださっているというのは、すごくうれしいし励みになっています。
佐藤楓:私は会場のお客さんが持つ“推しメンタオル”を見つけるのが好きで、それを楽しみにしている部分があるんです(笑)。そういうのが出来ない悲しさはありますけど、一方で配信ライブだからこその仕掛けを楽しむことが出来ます。自由度の高い空間が魅力ですよね。ただ画面越しのファンの方に“熱さ”を届けるためには、今まで以上のパフォーマンスをしないと伝わらないと思うので、そこは頑張りたいです。
ーー佐藤さんは昨年12月に、収容人数を制限した形での「乃木坂46 アンダーライブ 2020」のステージも踏まれています。アンダーライブといえばまさに熱量の高い空間が魅力ですよね。
佐藤:そうですね。でも今回も今までの雰囲気とはまた違う表現をしたいと思うので、それはファンの方にも楽しみにしていて欲しいです。
ーー改めて「バスラ」への意気込み、個人としての注目ポイントを教えてください。
岩本:今回は全曲披露ではないし、今までの「バスラ」とはちょっと雰囲気が違うと思う方もいらっしゃるかもしれない。それでも私たちは全力で気持ちを届けます。限られた時間の中で1曲1曲に心を込めてパフォーマンスしたいと思います。
佐藤:今回は驚きが詰め込まれたライブになると思います。なにより、こういう状況でもメンバー全員でグループの9周年のお誕生日を迎えられることがうれしいです。「これが今の乃木坂46です!」と堂々とパフォーマンスして、ファンの方にも元気を届けて、次の10周年に向かっていきたいと思います。