グッズを出せば完売し、大相撲を観戦すれば騒然となる時の人、将棋の藤井聡太四段(14)の話題性、勢いがまだまだ止まらない。7月11日の加古川青流戦で、都成竜馬四段(27)に劣勢から逆転勝利すると、将棋ファンからも驚きの声が相次いだ。AbemaTV(アベマTV)でもこの対局を中継したが、ここで話題となったのが、解説を務めていた勝又清和六段(48)と、藤森哲也五段(30)のやりとりだ。
 この日の藤井四段は疑問手、さらには悪手と見られる手を連発。解説していた2人も都成四段優勢で意見が一致していた。ところがお互い持ち時間を使いきり、1分将棋に入ったところで、藤井四段が持ち前の終盤力を発揮すると、みるみるうちに優勢、勝勢へと変わっていた。これには勝又六段が「涙が出てきた」、藤森五段も「まじか!」と驚き続けた。