5月25日、ヨーロッパで個人データ保護のための新ルール「GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)」が適用開始となった。GDPRは、EU加盟国をはじめとする延べ31カ国に住む人々の個人情報保護を目的としており、名前や住所のみならずメールアドレス、クッキーなども含む幅広い個人データの運用について定めている。
 厳しい制限も設けられており、違反をすれば最大で「全世界年間売上高の4%」もしくは「約26億円」のうち高い方の制裁金が科される。例えば、売上高9兆円のソフトバンクなら約3600億円、売上高29兆円のトヨタなら1兆円超えだ。先日の施行を受けて、早くもGoogleやFacebookなどへ苦情を提出するといった動きを見せるプライバシー擁護団体もあるという。