「本が売れない」と不況が叫ばれて久しい出版業界。2007年には2.65兆円あった総売上高は、昨年には1.62兆円にまで落ち込んでいる。そんな中にあって、「出版"社"不況は終わっていないが、出版不況は終わったと思っている」と話すのが、"編集界の革命児"と呼ばれる箕輪厚介氏だ。3万部も売れればベストセラーといわれる時代に、『多動力』(堀江貴文著、32万部)、『お金2.0』(佐藤航陽著、21万部)、『日本再興戦略』(落合陽一著、14万部)と、手がけた本は次々と大ヒットを記録している。