あらゆる競技において、女性選手には結婚や出産といったライフイベントがついてまわる。もちろん幸せなことではあるが、それが競技にとって一時的にマイナスに働くこともある。将棋の貞升南女流初段も、愛する2人の息子に今でこそパワーをもらい「もっと頑張らなきゃ、勉強しなきゃと思いますね」と語るが、産後には「3手先を読むのがいっぱいいっぱいで、本当にどうなるんだろうと思ったのを、すごく覚えています」と、大スランプの時期を振り返った。