将棋の順位戦C級1組2回戦が7月2日に始まり、藤井聡太七段(16)が堀口一史座七段(44)をわずか47手の短手数で下した。対局時間もわずか1時間23分と、正午からの昼食休憩前に勝負をつけた。

 この日は対局前に堀口七段が対局前にずっこけるような独特なパフォーマンスを見せるなどしたが、これに動じず普段どおり、初手を指す前にお茶に口をつけた藤井七段は、冷静に指し進めて序盤から堀口七段を圧倒。持ち時間をほとんど使わず、1分将棋のように指し進める相手に戸惑うこともなく、あっという間の勝負をつけた。

 これで藤井七段は、同組で2連勝。期待される最年少名人には、今期を含めて3期連続で昇級を果たしA級に到達、さらにA級1期目で名人挑戦権を獲得、さらに奪取する必要がある。