参院選での当選以来、積極的な動きを見せる「NHKから国民を守る党」の立花孝志代表。29日に北方領土をめぐる“戦争発言”で日本維新の会を除名された丸山穂高衆院議員が入党し、30日には元金融担当大臣の渡辺喜美参院議員と新会派「みんなの党」を結成した。
 立花代表の躍進について、その裏には「選挙制度を研究し“地方から党を育てる”緻密な計画があった」と取材を続けるフリーライターの畠山理仁氏は語る。
 「立花さんがNHKから国民を守る党をつくったのが2013年。その時から2019年の参院選で1議席を取りに行くと。6年後の参院選を見越して、全国各地の地方選挙のスケジュールを全部メモしていた。この選挙に誰を立てて、ダメだったらすぐに引っ越しをさせて、『3カ月』という立候補に必要な居住要件を満たさせて次の選挙に出ていた。どういう選挙区でどういう選挙か、住民がどういう属性だったら自分たちが勝てるのか。もしくは、勝てなくても何%の得票が得られるかと、細かいデータを常に研究してきた」(畠山氏)