関西電力の幹部らが福井県高浜町の森山栄治元助役から3億2000万円に上る金品を受け取っていた問題で、関電が2日午後に開いた会見について、菅原一秀経済産業大臣が厳しく批判した。
 関電は元副社長ら2人が1億円超の金品を受領していたなどと詳細を明らかにしたが、菅原大臣は「会見で役員がいろいろと報告していたが、それぞれ受け取った金額も法外で、あってはならない事態を招いている。ましてや、そのことを国税から追求されて去年の8月に報告書をまとめていたが、報道が出るまで経産省またエネ庁に全く報告がなかったこと自体が信じられない、言語道断の事態。その方々が会見をしても、真実かどうかわからない」と厳しく指摘。