17日にプロ野球ドラフト会議が行われ、日本の高校史上最速163kmのストレートを投げる“令和の怪物”こと岩手・大船渡高校の佐々木朗希投手が、4球団競合の末にロッテの1巡目指名を受けることが確定した。その瞬間を佐々木は口を結び、無表情で迎えると、報道陣の「緊張したのか?」という問いに「はい」と短く答え、「ほっとしている」と漏らした。
 そんな佐々木の心境をスポーツ取材の経験が豊富な作家である乙武洋匡氏は「ロッテとなって“大丈夫かな”という部分は正直あったのではないか」と推察。その理由については「佐々木君は、メンタルや身体ができあがっていないということは本人自身も分かっていると思う。だから、育成能力のある球団が俺を引いてくれと思っていたのでは」と続けた。