2021年1月から実施される大学入学共通テストを巡り、英語の民間試験導入が延期となった最中、今度は国語が新たな火種となっている。
 これまでのマークシート方式に加えて、「自ら考え判断し、表現する力を測る」ことを目的に、国語では記述問題が導入される。問題となっているのはその採点で、自由に解答できる記述式は評価基準があいまいになり、採点に差やミスが出やすいのではという懸念がある。その上、テストは約50万人が受験するとみられ、2次試験が始まるまでの約20日間で採点を終えるには、1万人の採点者が必要になると言われている。