将棋の竜王戦七番勝負第3局が11月9日、兵庫県神戸市の神戸ポートピアホテルで行われ、挑戦者の豊島将之名人(29)が69手目を封じ手とし、1日目を終えた。2日目は明日10日の午前9時ごろから、広瀬章人竜王(32)の手番で再開する。
 同シリーズは第1局、第2局ともに豊島名人が勝利。本局を制すれば、一気に初の名人獲得、さらに史上4人目の「竜王・名人」に王手をかけることになる。広瀬竜王は初防衛に向けて、まず1勝を挙げることが重要という局面だ。