去年7月、東京・世田谷区の自宅で、派遣型エステ店の女性を乱暴し、強制性交の罪に問われている新井浩文(40)こと韓国籍の朴慶培被告の判決公判が12月2日、東京地裁で開かれた。
 弁護側は、「合意があったと思う」として無罪を主張していたが、東京地裁は「自己の性的な欲求を優先して犯行に及んだ」などと指摘。新井被告に対し懲役5年の実刑判決を言い渡した。
 少しやつれた表情で入廷した新井被告に対し、裁判長は、「合意があったと誤信するとは到底考えがたい」「まずは責任と向き合い、しっかりと罪を償った後で、地道に信頼を取り戻す努力を続けてほしい」と語った。その間、新井被告は背筋を伸ばし身動きせずに、話を聞いていたという。