3日から始まっているテニス国別対抗戦「ATPカップ」。世界のランキングリストを見るとトップ100以内の選手が10名以上いるのは、アメリカ、スペインとここで紹介するフランスの3カ国だけ。超有名な選手はいないが層の厚さではピカイチなのがフランス。この「ATPカップ」でも隠れた優勝候補なのだ。しかも選手はとても個性的。流石に「人は人。俺は俺」の国らしい個性豊かな選手が集まっている。
 なかでも「やる気があるのかないのかわからない」のがシングルス2のペールだ。2019年はツアーで2勝している実力者で、錦織圭選手は「彼のバックハンドは世界一」と評しているように武器も持っている。それなのに1回戦負けも多い。気が向かないと適当にプレイする傾向があって、ラケットを投げたり、折ったりする姿もよく見かける。