タレントのさかなクンが12日、参議院の調査会に参考人として出席し、水産資源の管理と保護について意見を述べた。
 さかなクンは2010年、絶滅種とされていたクニマスが富士五湖のひとつである西湖に生息していることを発見するなど、国内有数の魚類学者でもある。“ハコフグ帽子”がトレードマークだが、参議院規則では認められていないこの帽子を着用して、国会の場に立った。
 なぜ国会で帽子の着用が禁止されているのか。参議院規則には「議場または委員会議室に入る者は、帽子、外とう、襟巻、傘、つえの類を着用し又は携帯してはならない」と記されている。しかし、この規則ができたのは今から70年以上前の昭和22年。当時は帽子が品位にかけるものとみられていたかもしれないが、今の時代もだめなのか。