各メディアで大きく報じられた将棋の最年少棋士・藤井聡太七段(17)のタイトル戦初勝利。6月8日に行われたヒューリック杯棋聖戦の五番勝負第1局で、渡辺明棋聖(棋王、王将、36)に157手の末に勝利した瞬間から、大きな話題になった。結果だけ見れば、天才・藤井七段の勝利だけがクローズアップされがちだが、最終盤では渡辺棋聖から16手連続で王手をかけられ、30分以上、まさに「生きるか死ぬか」というプレッシャーを受け続けていた。