今、将棋界で最も振り駒が注目されているかもしれない奨励会員が、視聴者待望の結果をついに出した。6月27日に放送されたプロ将棋界初の超早指し団体戦「第3回AbemaTVトーナメント」で、三枚堂達也七段(26)と青嶋未来五段(25)が第3局を戦う前、振り駒をした記録係の小山泰希初段が、振り駒で「と金」を5枚出した。これに視聴者は大喜び。通称「と金ボーイ」と呼ばれる小山初段が、またしても注目を集めた。
 小山初段は、ABEMAの対局番組でこれまでも記録係に登場。歩を5枚投げる「振り駒」の様子が話題になり「シャカシャカボーイ」「振り駒名人」と呼ばれたこともあるが、1/2の確率で表・裏が出るところを、裏の「と金」割合が多いのでは、という指摘が入り「と金ボーイ」と呼ぶ声も多かった。また、時には駒を立てる離れ業も見せてきた。