今回は「タイパ(タイムパフォーマンス)」について調査した。半数以上の学生が就職活動において「タイパ」を意識していると回答。「移動時間に企業のホームページを見るなど、時間を有効活用している」「エントリーシートの作成や情報収集などの作業は、時間を決めて集中して取り組むようにしている」といった声が上がった。

 また4割以上の学生が、インターンシップやセミナーなどに参加し「タイパが悪い」と感じた経験があるとしている。「リアル開催のセミナーで、スライドを読み上げるだけだと少し残念な気持ちになる」「グループワークの内容にフィードバックがないと、学びや気づきを得にくい」といった声が上がった。「かけた時間」に対して「期待する学びや成果」を得られたかを重視する姿勢がうかがえる。

【TOPICS】
(1)普段の生活の中で、「タイパ」を意識すると回答した学生が6割に迫る
(2)就職活動準備の中で、「タイパ」を意識すると回答した学生が5割を超える
(3)タイパ良く情報収集するために活用したいものは、「企業ホームページ」が最多
(4)インターンシップやセミナー参加で、「タイパが悪いと感じたことがある」の回答が4割超

【調査の背景】
 Z世代にあたる20代は、SNS動画配信サイトで大量の情報に触れ、「最小の労力で最大の成果を得る」ことを重視すると言われている。2025年卒の学生が「タイパ(タイムパフォーマンス)」をどう捉えているか調査した。

(1)普段の生活の中で、「タイパ」を意識すると回答した学生が6割に迫る

 普段の生活の中で、タイパや効率を「意識する」と回答した学生が19.0%に上った。「どちらかと言えば意識する」39.6%を合わせると、6割に迫る学生が普段の生活の中で「タイパ」を意識していることが分かる。「時間を有効活用したい」「動画は1.5倍速で見るようにしている」「オンラインでの動画コンテンツは倍速再生で視聴している」「より短い時間で情報収集をしたい」「やりたいことがたくさんあるので、効率良く動くことを意識している」といった声が寄せられている。

(2)就職活動準備の中で、「タイパ」を意識すると回答した学生が5割を超える

 就職活動準備の中で、タイパや効率を「意識する」と回答した学生が19.3%に上った。「どちらかと言えば意識する」33.7%を合わせると、半数以上の学生が就職活動において「タイパ」を意識していることが分かる。「移動時間に企業のホームページを見るようにしている」「エントリーシートの作成や情報収集などの作業は、時間を決めて集中して取り組むようにしている」「情報収集は移動時間を活用し、まとまった時間を確保できるときはPCで作業する」といった声が上がった。

(3)タイパ良く情報収集するために活用したいものは、「企業ホームページ」が最多

 タイパ良く情報収集をするために活用したいものは、「企業ホームページ」が36.5%で最多。次いで、「採用ホームページ」30.7%が続いた。「企業ホームページを見れば、その企業が何を大事にしているか分かる」「まずは企業ホームページで情報収集をしたい」「時間や場所を選ばずに見ることができるので、効率良く情報収集ができると思う」といった声が寄せられた。

(4)インターンシップやセミナー参加で、「タイパが悪いと感じたことがある」の回答が4割超

 インターンシップやセミナー参加において、タイパが悪いと「感じたことがある」と回答した学生が22.0%に上った。「やや感じたことがある」20.8%を合わせると4割以上の学生が、インターンシップやセミナーなどに参加し「タイパが悪い」と感じた経験があることが分かる。「リアル開催のセミナーで、スライドを読み上げるだけだと少し残念な気持ちになる」「グループワークの内容にフィードバックがないと、学びや気づきを得にくい」といった声が上がった。

■調査概要
・調査期間:2023年10月4日~2023年10月12日
・調査機関:株式会社学情
・調査対象:「あさがくナビ2025(ダイレクトリクルーティングサイト会員数No.1)」へのサイト来訪者
・有効回答数:326件
・調査方法:Web上でのアンケート調査

※各項目の数値は小数点第二位を四捨五入し小数点第一位までを表記しているため、択一式回答の合計が100.0%にならない場合ある。