開発の背景と目的

 昨今のCTVの普及に伴い、CTV広告市場の拡大が進んでいる。CTVへの注目度が高まる一方、CTVを評価し分析するためのデータはまだまだ足りていないのが現状だ。REVISIOでは、2022年7月より「CTV注視分析サービス」の提供を開始し、地上波とCTVのリーチデータやオンターゲット率など、クロスメディアでの効果検証を実現するデータをレポート形式で提供してきた。最近ではレポートのニーズがさらに高まっており、利用者の手元で効果検証を実施できるようにするため、機能アップデートの実施を決めた。

 CTVレビュー機能の追加で、よりスピーディーにクロスメディアでのCMキャンペーンの効果検証を実施し、次の打ち手を明らかにすることができる。

CTVレビューの概要

 今回のCTVレビュー機能の追加で、接触内訳キャンペーンCMのオンターゲット率やターゲット以外にリーチした属性の割合を把握、地上波とCTVのどちらがオンターゲット率が高かったのかを横並びで評価することが可能になった。

 ターゲットの何%にリーチしたのかを把握できる。そして、地上波のリーチ、CTVのリーチ、地上波とCTVの重複やインクリメンタルリーチがどのくらいあるかという、クロスメディアでのキャンペーン評価が可能。CTVはアプリ別(YouTube /TVer)での比較も可能に。ユニークリーチ1%あたりの単価を算出することで、地上波とCTVのどちらがリーチコスト効率が良かったのか横並びで評価をすることが可能になった。

 今後もCTVデータ方針として、CTVトラッキング機能やなどのアップデートを予定している。CTVトラッキング機能は、自社・競合の出稿量(接触ベース)の推移やSOVが確認できる機能。そして、CTVプランニング機能は、地上波×CTVでのユニークリーチを最大化できる予算配分をシミュレーションする機能である。