株式会社ドリーム・トレイン・インターネットが運営する、アニメ、映画、ドラマの作品情報や動画配信サービスなどの情報を配信している「エンタミート」は、全国の10~50代の男女500人を対象にドラマや映画視聴に関するアンケートを実施し、年代別等の特徴についてまとめた。
全体の69.6%は事前情報を把握してから見る
全国の10〜50代の男女を対象に、「ドラマや映画を見る際、事前情報を把握してから見ますか?」というアンケートを実施したところ、事前情報を把握してから見る人は69.6%だった。その内訳は、「簡単な概要程度を把握してから見る」が47.6%、「ネタバレを避けつつ、しっかりと情報を把握してから見る」が14.6%、「ネタバレ込みで事前情報を把握してから見る」が7.4%となった。また、「事前情報は一切把握せずに見る」と回答した人は30.4%だった。
事前情報を把握してから見る人の割合は女性がやや多い結果に
男女別で見ると、事前情報を把握してから見る人の割合は女性の方がやや多いという結果になった。しかし、内訳で見ると「簡単な概要程度を把握してから見る」では女性の回答率が50%を超えているのに対して、「ネタバレを避けつつしっかりと情報を把握してから見る」では男性の回答が多くなっている。
10代の10%が「ネタバレ込みで事前情報を把握してから見る」
年代別で見ると、20代・30代・40代はほとんど差がないが、10代と50代では事前情報を把握してから見る人の割合が他の年代よりも低くなった。しかし、内訳で見ると50代は「ネタバレ込みで事前情報を把握してから見る」が4%に留まったのに対して、10代は約10%にのぼり、他の年代と比較しても最も高い数字となった。いわゆるZ世代の間では、コンテンツや商品の内容や中身を知った上で視聴・購入する「ネタバレ消費」と呼ばれる消費行動が広がりつつあると言われている。Z世代はSNSや動画サイトなど大量のデジタルコンテンツに囲まれて育った世代だが、こうした環境でいかに"当たり"のコンテンツを効率的に消費できるか、というタイムパフォーマンス重視の考え方がネタバレ消費という新しい価値観をもたらした要因になっていると考えられている。