広告代理店大手の博報堂が、取材ネタを持つ企業の広報と、情報や取材先を探すメディアの記者・番組制作者をオンラインでつなぐ取材マッチングプラットフォーム「Espresso Hub」β版の提供を開始した。
事業環境の変化や生活者ニーズの多様化に伴い、多くの企業で事業の多角化が進んでいる。事業内容や専門領域の広がりとともに、メディアの記者もまた専門・担当領域が細かく複雑に分かれ、自社の専門性や提供する商品・サービスごとに関心のある記者とつながることがより難しくなってきており、同時に、多様なテーマを扱うメディアも、内容ごとに適切な取材先を迅速に探すことに苦慮しているとの声も聞かれる。
このような課題を解決するため、同社グループが長年培ってきたPRに関する知見を活かして、効果的な情報発信を目指す企業の広報と、情報を探している記者・番組制作者をつなげるプラットフォーム「Espresso Hub」を開発した。
企業とメディアそれぞれが求める幅広く優良な情報をプラットフォームで一元的に管理し、広報側の「社会やメディアの視点を把握し、それを加味した広報活動を行いたい」「新たなメディアと出会いたい」というニーズ、記者・番組制作者側の「独自の情報を伝えたい」「最適な取材先を迅速に見つけたい」というニーズに応え、広報と記者のマッチングと双方の効率的・効果的な情報発信をサポートしていくとしている。
本プラットフォームは、企業の広報担当者のための「広報用」と、記者や番組制作者のための「記者用」の2種類のアカウントページがあり、それぞれのニーズを踏まえた機能を搭載している。
「広報用」では、「取材テーマを探す」「記者を探す」「取材ネタを登録/提案」「メディア特集/イベント&社会カレンダー」などの活用できる機能を搭載。
「記者用」では、「取材ネタを募集」「取材ネタを探す」「広報を探す」「専門家を探す」機能が搭載されている。