家庭に人体認識技術を搭載した機器を設置し、テレビスクリーンへの「注視」を測るREVISIOが、株式会社クロス・マーケティングとコネクテッドTVの視聴傾向について研究結果をまとめた資料「コネクテッドTV白書2024」を共同で発表した。
CTVの視聴時間は順調に伸び、「YouTube」が「日テレ」に続いて2位に
CTV視聴世帯における各動画サービスの平均視聴時間は、「YouTube」が53.4分/日だった。「YouTube」は、昨年からさらに視聴時間が順調に伸び、地上波も合わせたランキングで2位になった。
昨年に引き続き、注視度は地上波より動画サービスのほうが高い
同社が計測する注視度は昨年同様、地上波より動画サービスの方が高い結果になった。動画サービスのほうが、視聴コンテンツを自ら選択する場合が相対的に多いことが要因と見られる。
共視聴は地上波番組を視聴可能な動画サービス「U-NEXT」や「TVer」で高い
視聴実測データを動画サービスごとに見ると、「U-NEXT」、「TVer」、「地上波」の順で共視聴割合(時間ベース)が高い結果となった。「TVer」と「U-NEXT」には地上波コンテンツが多いという共通点がある。とくに、「U-NEXT」は昨年、「Paravi」と合併し、人気コンテンツである『VIVANT』をはじめとする多くの地上波コンテンツが視聴可能となった。地上波コンテンツは共視聴されやすいと言えるだろう。