■YouTubeで視聴しているジャンル第1位「バラエティ」
大人計では「バラエティ系」が5割強で、「音楽系」「料理系」「商品紹介・レビュー系」が4割弱と並び、幅広いジャンルを視聴する結果に。
一方、小学生・中学生・高校生では視聴ジャンルに偏りが見られた。小学生では「バラエティ系」が65.0%、中学生・高校生では「バラエティ系」が6割前後、「音楽系」が5割前後の結果となった。
■「スマートフォン」でゲーム実況を見る人が7割弱
「スマートフォン」でゲーム実況を見る層が特に多いのは、20代男性・20代女性で、どちらも8割強の結果に。
小学生は「スマートフォン」が42%、「テレビ」が39%でほぼ同程度のため、家族と一緒に見ることがあるのではないだろうか。高校生は「タブレット」の使用が全年代で最も高く、「スマートフォン」の89.7%に次ぎ、「タブレット」は38.5%の結果となった。
■小中高生・20代男性はゲーム実況をよく視聴する傾向
YouTubeでゲーム実況を週1以上見る人全体のうち、ゲーム実況の視聴頻度を「ほぼ毎日」と回答した人が、全年代いずれも最も多い結果となった。
特に「ほぼ毎日」ゲーム実況を見ている層は、小中高計で過半数、20代男性で5割弱で、ゲーム実況の視聴頻度が高い傾向だった。20代・30代では、男性の方が女性に比べて「ほぼ毎日」ゲーム実況を見る人が多い傾向が見られた。
■ゲーム実況の視聴時間帯は、平日では「午後6時~8時」「午後9時~11時」に集中
平日では「午後9時~11時」にゲーム実況を見ていることが全体的に多い結果に。特に高校生・20代~40代が7割半ばと高く、夕飯後から就寝前に視聴していると見られる。小学生は、「午後6時~8時」が67%、「午後3時~5時」が42%で、夕飯前後や通学後に視聴しているのではないだろうか。
休日では、全体的に視聴時間帯がやや分散傾向で、特に小学生・中学生は視聴時間が朝と夜で分散しており、「午前9時〜11時」が5割前後、「午後3時~5時」「午後6時~8時」が6割前後の結果に。高校生以降は、平日と比較すると視聴時間帯が分散しているが、「午後3時~5時」から「午後9時~11時」にかけて視聴時間が増加する傾向が見られた。
■ゲーム実況を見る理由は「実況者の人柄・トークが面白い」が6割でトップ
ゲーム実況を見る理由は、「実況者の人柄・トークが面白い」という回答が全体のうち6割と最も多い結果となった。20代〜40代の女性は突出して高く、どちらも7割台の結果に。20代~40代男性では特に「暇つぶしでなんとなく」の回答が5割弱を占めており、「実況者の人柄・トークが面白い」と並ぶ結果となった。
一方、小学生・中学生では「ゲームの攻略方法やテクニックを調べるため」が4割半ばと比較的高く、自身のゲームプレイに活かすために視聴しているのではないだろうか。
■ゲーム実況者のイメージは、全体としてポジティブな印象が上位3位
ゲーム実況者のイメージは、全体として「人を楽しませることができる」「自分の好きなことを仕事にできている」の回答が4割前後で、ポジティブな印象が上位にランクインした。特に30代女性・40代女性では「人を楽しませることができる」「自分の好きなことを仕事にできている」の回答が5割前後、「応援したい」の回答も他年代と比較して高い一方、「収入が不安定」「浮き沈みが激しそう」などネガティブな印象も3割台と高い結果となった。
小学生・中学生で最も多かった回答は「仕事が楽しそう」が4割、高校生では「自分の好きなことを仕事にできている」の回答が5割弱の結果となった。小学生では、特に「自分もなりたい」「カッコイイ」という回答が他年代と比較して多く見られた。
■調査概要
・調査時期:2023年10月13日(金)~10月17日(火)
・調査対象:YouTubeで週1以上「ゲーム実況」を視聴している小学生~40代の男女
(小学生・中学生は親による代理回答)
・調査方法:インターネット調査
・有効回答数:839サンプル
(小学生・中学生・男女20~40代は100サンプルずつ均等回収、高校生39サンプル)
・集計方法:「小中高計」小学生・中学生・高校生のスコアを合計したもの。
「大人計」20〜40代男女を合計したもの。
全体より±5〜10ポイント高いスコアには色付け。
全体より高い場合は赤、全体より低い場合は青とした。
・調査委託先:楽天インサイト株式会社(2023年10月)