■TikTokのルールのさらなる明確化
最新のコミュニティガイドラインでは、ヘイトスピーチや健康に関する誤情報など、TikTokのポリシーをより明確にするための定義を追加・更新した。検索機能、LIVE、「おすすめ」フィードなど、それぞれのTikTokの機能で、どのようにモデレーションを実施しているかについての詳細も記載した。
また、TikTokの幅広い視聴者に適した、より安全な「おすすめ」フィード体験を提供するために、「おすすめ」フィードの対象となる基準を更新する。
「おすすめ」フィードの基準に反するコンテンツを繰り返し投稿しているクリエイターがいた場合、そのアカウントが一時的に「おすすめ」フィードに表示されなくなるポリシーを導入する。そのアカウントとコンテンツは検索でも見つかりにくくなる。アカウントが制限されたことは、クリエイターにも通知される。クリエイターは通知された内容ついて異議申し立てを行うこともできる。
■クリエイターにガイドラインを理解してもらうために
クリエイターが初めてコミュニティガイドラインに違反した場合、まずは違反したことを警告して伝える。この警告はアカウントの違反回数(https://newsroom.tiktok.com/en-us/supporting-creators-with-an-updated-account-enforcement-system)としてカウントはされないが、その後の違反はカウントされる。TikTokは、クリエイターがどのガイドラインに違反したのか、また判断に間違いがあったと思われる場合はどのように異議申し立てを行うことができるのかを通知する。ただし、ゼロトレランス(徹底的排除)(例:暴力を煽るような行為など)は、これらの注意喚起の対象にはならない。
■クリエイターがアカウントの状況を確認する方法を改善
加えて、クリエイターが自身のアカウントの状況を確認しやすくするため、「アカウントの確認」機能の提供を開始。今後、数週間以内に提供予定のこの新機能により、クリエイターは自身のアカウントと直近30件の投稿内容を閲覧することができ、TikTokを問題なく利用できている状態であるかどうかを一目で確認できるようになる。「アカウントの確認」には、コメントやダイレクトメッセージなど特定の機能へのアクセスが違反により制限されているかどうかの情報も含まれる。
また、クリエイターは、自身のコンテンツがTikTokのガイドライン違反により削除されたかどうか、または「おすすめ」フィードへのアクセスが制限されているかどうかを確認することができる。
クリエイターは、この機能を通して確認することで、自身のコンテンツや行動がプラットフォームにどのような影響を及ぼしているかをより簡単に理解することができる。これは、昨年導入された、ガイドラインに違反した動画が一覧表示される既存の「アカウントのステータス」ページに追加される。