2024年4月期ドラマランキング

 第1位に輝いたのは、伊藤沙莉主演の連続テレビ小説『虎に翼』。日本初の女性弁護士で後に裁判官となった三淵嘉子さんをモデルにした、オリジナルストーリーの本作。昭和初期の女性を取り巻く環境や、主人公をはじめとした登場人物の悩み・苦しみに放送開始時から多くの共感が寄せられた。

 第2位は、平安時代を舞台に『源氏物語』の作者・紫式部の波瀾万丈な人生を描いた大河ドラマ『光る君へ』。“ラブストーリーの名手”として知られる大石静さんが脚本を務めたことでも話題になった。恋愛模様に一喜一憂する声はもちろん、時代背景や和歌、漢詩の知識を用いて、深く考察する記事も集まっている。

 第3位以降は、長谷川博己演じるダークで危険な弁護士から目が離せないと話題の『アンチヒーロー』、宮藤官九郎が企画・監督・脚本を務めた青春群像劇『季節のない街』、そして『アンメット ある脳外科医の日記』が続いた。