藤井聡太竜王、4回目の優勝へ向けて好発進 第2回覇者の阿久津主税八段に勝利 午後2時からもう一局/将棋・朝日杯
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 将棋藤井聡太竜王(王位、叡王、王将、棋聖、20)が1月15日、朝日杯将棋オープン戦本戦トーナメント1回戦で阿久津主税八段(40)に93手で勝利した。初出場・初優勝となった第11回大会から数えて今回で6回目の出場となった今大会では、2年ぶり4度目の優勝に期待が寄せられている。まずは初戦突破を果たし、午後2時から増田康宏六段(25)とベスト4入りをかけて対戦する。

【映像】藤井竜王が4度目優勝へ、好発進!

 優勝最有力候補・藤井竜王が、初戦突破を果たした。振り駒で先手番となった藤井竜王は、横歩取りを志向。後手の阿久津八段は3三角戦法を採用した。相中住まいに構えると、互いに細かく持ち時間を投入し慎重に指し手を進めた。

 先に抜け出したのは阿久津八段。序盤・中盤でペースを掴むと、攻勢に出てリードを拡大させた。劣勢に追い込まれた藤井竜王だったが持ち前の終盤力を発揮し、角成りからギアチェンジ。桂打ちから逆転に成功すると、鮮やかに勝利を飾った。

 勝利した藤井竜王は、「序盤で失敗してしまい、途中はかなり苦しい展開だと思って指していました。攻め合いに持ち込むことができて、最後の最後に形勢が好転したのかなと思います」とコメント。一方、逆転を許した阿久津八段は「めちゃくちゃ悔しいですね。藤井さん相手に、後手番でこんなにうまく行くことは相当ないと思っていました。優勢も意識していたが、進めすぎてしまったか…」と肩を落とした。

◆朝日杯将棋オープン戦 持ち時間40分の早指し棋戦。一次予選、二次予選を勝ち抜いた棋士が、シード棋士を含めた計16人で本戦トーナメントを戦う。参加は全棋士、アマチュア10人、女流棋士3人で優勝賞金は750万円。
ABEMA/将棋チャンネルより)

【中継】第16回朝日杯本戦 藤井竜王-阿久津八段/永瀬王座-増田六段/勝者同士
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