ももクロ、どんな状況になっても「最大限に楽しむ」配信ライブ直後に明かした“原動力”

■配信ライブを生バンドと一緒にやるのは初めての経験

――90分一本勝負のライブお疲れ様でした。終演後には反省会が行われるなど、バラエティに富んだ内容でしたが、今の感想は?

一同:楽しかったよね〜。

玉井詩織:ライブがなかなか出来ていない状況の中で、ダウンタウンももクロバンドの皆さんと一緒にステージに立てるというのがとにかくうれしかったですし、モノノフさんはこの場にこそいなかったですけど、画面の向こうで同じ時間を共有してもらえたことがすごく幸せでした。

佐々木彩夏:配信ライブと会場で見るライブでは、ファンの方も感覚が違うと思うんですけど、いろんな状況がある中で、見てくださる方がいるというのは、すごくうれしいと改めて感じています。“みんなはどんな風に見ているのかな?”と想像しながら、ライブもできたので、すごく楽しかったです。

――2020年11月に行われた配信ライブ「PLAY!」では、“視聴者参加型ライブ”と銘打って、さまざまな仕掛けがありましたが、今回は「ストレートに音楽届ける」という意思が伝わってくる内容でしたね。

百田夏菜子:もともと、夏にメットライフドームでやろうとしてたセットリストを配信でお届けしようと動き出したんですけど、そのライブ自体も久しぶりにバンドさんと一緒にやる予定だったので、そこはそのままお届けしたいという気持ちがありました。そんな中で、今回はシンプルにお届けして、ライブ感を楽しんでもらえたらと思っていました。

ももクロ、どんな状況になっても「最大限に楽しむ」配信ライブ直後に明かした“原動力”

――ストレートにライブを行っていることで、メンバーそれぞれの息遣いまで追ってしまうというか、何とも言えない没入感がありました。

高城れに:配信ライブを生バンドと一緒にやるのは初めての経験だったので、そこに対しては私たちも集中していましたね。4人で初お披露目の楽曲も何曲かあったりしたので、そこもすごく力が入っていたし、しっかり魅せなきゃなという意識はありました。

佐々木:どこか、ライブハウスでライブをしているような気持ちだったよね。

百田:うんうん。

――2013年発表の「Neo STARGATE」は、4人体制で初お披露目でしたね。イントロが流れたとき、コメント欄は大きな盛り上がりを見せていましたよ。

玉井:これも、メットライフドームで4人バージョンをお披露目しようと思って、練習していたんです。せっかくなら、この機会で見てもらえたらと思ってやったけど、喜んでくれた方がいたなら良かったです。

佐々木:ね。むしろ「Neo」とか配信の方が“映える”んじゃないかなと思ったよね。

玉井:そうだね。割と無機質なイメージの曲だから、今日のステージセットにもハマってたよね。

高城:振り付けも“覚えてるかな?”レベルで久しぶりだったので、体力とか、フォーメーションとかも心配だったんですけど、私たちもパフォーマンスしていて気分が乗ってきたというか……んっ?(佐々木が高城に耳打ちする)

――どうしました?

高城:「私は間違えた」って隣の子が言ってます(笑)。

――あははは(笑)。10月2日から「The LIVE ~諦めない夏~in ABEMA」の完全版がアーカイブ配信されます。その場面が完全版で映されるかはわからないですが(笑)、佐々木さんの動きもある意味で注目ですね。

高城:そうですね(笑)。歌だけじゃなく、動きにも注目しながら、皆さんに楽しんで欲しいと思います。

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■アジアンビューティーを目指しました

――ライブを終えたばかりの皆さんに完全版の注目ポイントをそれぞれ聞いてもいいでしょうか。

百田:最後に披露した「モノクロデッサン」は、4人体制の「-ZZ ver.」にリメイクしたものですけど、歌詞の意味が強い楽曲なので、私たちもそうですし、モノノフの皆さんにとっても思い入れが強い曲なんじゃないかなと思うんです。配信アルバム「ZZ's II」収録曲なんですけど、発表したときもすごく反響が大きかったし、今日は初披露で締め括りの楽曲だったので、緊張しました。でもそれも含めて、新しい「モノクロデッサン」を楽しんでいただけたんじゃないかなと思ってます。そして早くモノノフさんを目の前にした状況で、お届けできたらと思いました。

玉井:私は1曲目の「レディ・メイ」ですかね。あの曲でライブが始まるのが新鮮だったし、でもスタートの曲としてすごくしっくりくる感覚がありました。心の中で“始まった!”と思っていたし。

佐々木:すごくしっくりきたよね。私も心の中で“うい〜! 良いじゃん”って思ってた。

玉井:ね! カッコ良かったよね。サングラスをかけた演出も、もともと夏のライブでスタイリストさんが「衣装に組み合わせたい」と言っていたので、それが配信でも実現できたのでうれしかったです。

佐々木:はい!(手を挙げる) じゃあ、次は私!

百田:あーちゃん、どうぞ。

佐々木:今回は新衣装を着たので、ぜひ皆さんにそこを見て欲しいなって思います。“ライブで映える”というのを重視して作られたライブ衣装なので、今日の映像でも映えてたんじゃないかなと思いますし、最近新曲を出せていないので、新衣装もなかなか作れていなかったんです。だからこそ、最近の私たちにとってレアな新衣装なので、皆さんに気に入ってもらえたらいいなって思います。

百田:最近、女の子のファンの方から「メイクに注目してます」って声をもらうので、そういった部分も楽しんでもらえてたらうれしいですね。今日もそれぞれにメイクのテーマがあったりしたしね。あーちゃんは何だったっけ?

佐々木:アジアンビューティー(ニヤリと笑いながら)。カラコンして、アジアンビューティーを目指しました。アジアンビューティーになれてたかな?

百田:めっちゃ言うじゃん、アジアンビューティー(笑)。なので、メイクにも注目して欲しいなって思います。

――高城さんはどんなところに注目して欲しいですか?

高城:私は、私たちが諦めきれない夏を最大限に楽しんでいる表情を見て欲しいですね。そうだなぁ……言うことド忘れしちゃった〜(笑)。

百田:ええええ(笑)。

高城:あっ、思い出した。配信だからこそ、カメラ目線がたくさんあると思うんですよ。そういうところも注目して欲しいし、ライブだけではなく、反省会という普段私たちがやらないことをやったりしました。そんな機会がないと、モノノフさんに伝えられないようなことや、コロナが落ち着いたらやりたいことなどもたくさん話せたので、ぜひそこも見て欲しいですね。今後の予定もたくさん発表させてもらったので、そういう意味でも次に繋がったのかなと思いました。

ももクロ、どんな状況になっても「最大限に楽しむ」配信ライブ直後に明かした“原動力”

■楽曲の伝え方・届け方も変わってきた

――先ほどの高城さんからのお話があったように、ももクロの予定が決まることは、モノノフさんにとっても次の活力になると思います。大晦日には「第5回 ももいろ歌合戦」が東京・日本武道館で行われることも決定しましたが、ここから年の瀬に向けてどんな姿を見せていきたいと思ってますか?

佐々木:まずは夏菜子ちゃんのソロコンじゃない? もう10月16、17日に迫ってるしね。年末のももいろ歌合戦までライブも予定されているし、盛り上げていきたいよね。

百田:いろんな私たちの姿を楽しんでもらえるようなね。

高城:そうだね。私たちも成長して、10代の頃とはまた違う表現ができていると思うので、いろんなジャンルの楽曲をももクロ色に変えながら、みんなの前でパフォーマンスしていきたいなと思います。

――「The LIVE ~諦めない夏~ in ABEMA」で披露された「ニッポン笑顔百景 -ZZ ver.-」では、ももクロが全力で明るくパフォーマンスしているからこそ「泣ける」といったコメントが多く届いてました。改めて、ももクロに元気付けられてる方はたくさんいると実感させられました。

玉井:こういう世の中の状況があって、しかも終わりが見えない中で、苦しんでいる方も多くいらっしゃると思います。でもライブをさせてもらうたびに、改めて自分たちの楽曲を聴いて、確かに世の中の状況と重なる歌詞が多いと我ながら感じることはありますね。

佐々木:「モノクロデッサン」の冒頭も〈僕らは日々/もがきながら/見えない何かと/戦い続けてる〉って夏菜子ちゃんが歌っているんですけど、私も横で聴いていてグッときたしね。

百田:「ニッポン笑顔百景」も〈笑おう/笑おう/さあ 笑いましょう/こんな時代こそ/笑いましょう〉という歌詞があるけど、今の状況だと本当に笑える時間も限られてくると思うんです。だからこそ、笑顔になる時間の大切さが身に染みてわかりましたし、そういう時間を私たちが少しでも提供できたらと思います。こういう時代になったことで、楽曲の伝え方・届け方も変わってきたかなとは感じますね。

――では最後に。メンバーの治療期間やコロナの状況の中で、なかなか活動が思うようにいかない現状もあるとは思います。そんな中で、ももクロを突き動かすエネルギーの原動力とはなんでしょうか?

百田:原動力かぁ。私たち、よく原動力について聞かれるよね。

玉井:うん。

百田:えー、なんだろう。でも私たちもこれまでいろんな経験をしてきたんですけど、その状況の中でも続けていることは、“最大限に楽しむこと”だと思います。そこは、得意分野というか、みんなと一緒にできることを探しています。そして何か新しいことに挑戦するとき、いつもその先にいるモノノフさんを想像しているんです。そうすると、すごく力が沸いてくる。本当に皆さんあっての私たちだと思います。やっぱり、原動力はモノノフさんですね。