『ABEMA×LDH ONLINE X’mas LIVE PARTY』は、EXILE TRIBEの全6アーティストが、6日間にわたり開催するクリスマスパーティー。本ライブでは、12月7日(火)のFANTASTICS from EXILE TRIBE を皮切りに、12月8日(水)にBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE、12月9日(木)にTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE、12月16日(木)にEXILE、12月17日(金)に三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、12月18日(土)にGENERATIONS from EXILE TRIBEがそれぞれ登場し、一夜限りのスペシャルライブをお届けする。なお、本公演は、すべて無観客で行われたライブの生配信となり、ABEMA独占で配信された。
【動画】ABEMA×LDH 2021特番 X'mas LIVE PARTY
クリスマスムード満点のセットの中、ショーは幕を開けた。赤いジャケットに身を包んだSHOKICHIが、ピアノで「I Believe」を奏でる。鈴の音がどこからか響くと、コメントでは「クリスマス感あるなあ」「オープニングからクリスマス感全開!」などが並び、メンバー全員(※小林直己は欠席)が、SHOKICHIと同じく赤いジャケットを纏い登場し、パフォーマンスした。
AKIRAを先頭にずらっと一列に全員並ぶと、2曲目は「Choo Choo TRAIN」がクリスマス仕様のアレンジで始まった。全員が笑顔で踊る姿に、「定番曲!」「シンプルにかっこよ」という声が相次ぐ。さらに、「Someday」、「I Wish For You」と名曲が続くと、「セトリ最高!」「冒頭から涙がとまらない」と感激のコメントで湧いた。クリスマスらしい緑の光の中、歌い踊ったメンバー、最後にTAKAHIROは「最高の思い出を作りましょう!」と笑顔で告げた。5曲目の「Beautiful」はTAKAHIROとEXILE THE SECONDのみの大人チームでのパフォーマンス。懐かしい楽曲のセレクトに、「選曲最高」「泣く」「このメンバーでのBeautiful!」と感激の声が多く見られた。
5曲のパフォーマンスが終わったところで、過去のライブVTRが流れた。懐かしの映像にコメント欄もひしめくなか、「あなたへ」が始まる。ここからは、しっとりのバラードタイム。ダークトーンのジャケットに衣装チェンジしたメンバーが登場した。「あなたへ」が終わるとTAKAHIROがスタンドマイクの前にたたずみ、「Heavenly White」を歌い出す。パフォーマーもなし、放射線状のライトがTAKAHIROに当たり、モノクロの演出も一層、厳かな雰囲気を誘った。そして「HOLY NIGHT」へと移ると、暖かみのある炎の演出、夕暮れのあかりのようなスポットライトに包まれ、幸せそうな笑みを広げたTAKAHIROが美声で歌い上げる。最後には「メリークリスマス」とにっこりし、しっとりとしたパートは幕を閉じた。
ムードは一変、明るく変わり白濱亜嵐がサンタクロースのコスチュームで、得意のDJを披露。白濱は、「皆さん、盛り上がってますか!? EXILEから音楽とダンスのプレゼントです!」とパフォーマーパートへと導く。メンバーが続々と登場し、NAOTOからソロタイムが始まる。黒木啓司、佐藤大樹、岩田剛典と次々つなげば、コメント欄も「個性炸裂!」「かっこよすぎる!」「ダンサーズアンセムきた!」「激アツ、多幸感やばい」と、とめどなく流れる。その後はAKIRA、関口メンディー、橘ケンチ、白濱亜嵐、TETSUYA、世界と連なり、最後は全員で踊るという、EXILEならではの迫力でダンスパートが終了した。
その後は、今回ならではのクリスマスタイムパート。TAKAHIROが「一緒に歌ってください」と言うと、クリスマスの定番曲「LAST CHRISTMAS」が流れる。パフォーマーも全員楽しそうにはしゃぎ、岩田が口ヒゲと帽子をかぶりサンタクロースになりきったり、関口がトナカイに扮したりと、わちゃわちゃムード。かわいいメンバーを堪能した後は、真逆の格好いいふり幅で「SUPER SHINE」「DANCE INTO FANTASY」「PARADOX」と畳みかける。こうしてライブパーティーの前半戦が終了した。
後半戦からは、トーク&企画が中心のコーナーに。AKIRAが「一夜限りのスペシャルなライブをお届けできているかなと思うんですが、今日、特大のプレゼントを用意してきました」と語り、VTRが流れた。そこには2021年、新生EXILEとして開催を予定し準備していたツアーがコロナ禍により延期したが、2022年ライブツアーの開催が決定した、という特大のお知らせ。「受け継がれてきた魂、名曲とともに、究極のエンタテインメントを届けるライブ」というテロップの後、スタジオにカメラが戻ると、全員がEXILEのロゴが赤く刻印されたライブツアーTシャツに着替えていた。
新生EXILEとして初ツアーを飾ることについて、メンバーは並々ならぬ思いを持っており、AKIRAは「このタイミングでよい報告ができて、本当にうれしいです。皆さんとの失われた時間を取り戻そうということで、タイトルは2021をそのまま残して開催します」と意志を告げた。TAKAHIROが「めちゃくちゃに楽しみです」と言うと、岩田も「やばいですね!ついに発表できてうれしいです。単独では2年ぶりくらいですよね。今のメンバーだからパフォーマンスできる曲や、20周年なので懐かしい曲も披露したいです」とワクワクした表情を見せた。
白濱も「ついに発表できたか、と。2021年は苦しいこともあったんですけど、ライブは非日常を楽しめる場だと思うので、皆さんにも思う存分楽しんでほしいです」と語った。NAOTOは「久しぶりのアリーナツアーで距離が近いですよね。かなり近い距離でパフォーマンスを感じてほしいです。あと、今までの歴史の中で最強の体、仕上げていきたいです。腹筋7個くらい、1個増やします」と気合いを入れると、全員が「え、奇数!?」と突っ込んでいた。
ツアーの話でひとしきり盛り上がった後は、佐藤がMCとなり、「皆さんとパーティー的なことをしようと思いまして」ということで「中目黒フレンドパーク」が開催。AKIRAチームとTAKAHIROチームの2チーム対抗戦で、様々な競技で対決するという内容だ。
最初の競技は「カウントを増やせChoo Choo TRAIN」で、各チームの代表者2名を選出し、歩数計をつけてもらい「Choo Choo TRAIN」を踊るというもの。どれだけ歩数を稼げるかで競い、合計歩数の多いチームが勝ちという内容だった。前半のライブパートでパワーを出し切った様子のメンバーらは、両チームともに候補者が出ない状態に。結果、TAKAHIROは「若さでいく?」と白濱と世界を選出。AKIRAチームはNESMITH、TETSUYAが参戦することになった。勝負が始まり4人が高速で踊り出した。何とか終わると、その瞬間4人は膝から崩れ落ちる。肩で息をする4人を見て、岩田は「みんなすごい…」と思わず息を飲む。結果は世界が218歩、白濱が219歩、NESMITH188歩、TETSUYA207歩でTAKAHIROチームの勝利となった。
続いての競技は、「あなたは知ってましたか、メンバーの新しい一面教えます」というお題の古今東西ゲーム。お題に沿った答えをメンバーでつなぎ、より多くつなげたら勝ちというシンプルなルールとなった。チーム全員で参加となり、AKIRAチームのお題は「白濱亜嵐のいいところ」。TAKAHIROが「1周回る!?」と突っ込むが、すかさず白濱が「めちゃくちゃありますよ(笑)」と笑顔を見せた。AKIRAチームは「根明(ねあか)」、「筋肉」、「鼻が高い」、「マルチ」など次々あげていくが、結果AKIRAの「茶髪」でエンド。
対抗するTAKAHIROチームのお題は「佐藤大樹のいいところ」。間髪入れずTAKAHIROが「棄権します」と言うが、その割には「 甘え上手」、「演技うまい」、「努力家」、「後輩思い」など、続々といいところが上がり、AKIRAチームの数を超える結果に。佐藤はまんざらでもない表情で、にやにやと笑みを浮かべていた。
次のバトルは、「年末ですよ、しっかり見てますか?間違い探し」。ある写真が写し出され、全員が30秒間見た後、10か所、写真の中のどこかが変わるので、その間違えをいくつ見つけられるかというもの。1枚目はEXILEカレンダー写真より出題され、大盛り上がり。2枚目も全員の集合ショットとなり難易度が上がる。全員が悩む中、TAKAHIROや岩田が活躍を見せ、結果、トータル3勝1敗でTAKAHIROチームが勝利した。
「中目黒フレンドパーク」と銘打っただけあり、勝利チームにはダーツで商品が与えられる(※本家『フレンドパーク』に沿った)ご褒美も。多くの枠はスポンジなのだが、中には高級車や和牛など、豪華景品も散りばめられた。一部には空白があり、MCの佐藤は「ほしいものを自由に書いてもらって大丈夫です」とTAKAHIROチームに告げる。黒木が「ファンの人にプレゼントは?」と言い、全員が「いいね」となったのだが、TAKAHIROが「ABEMAさんでレギュラーの枠」と言い出し、白濱が「EXILEで特番がほしい」とまとめ、空白は特番枠になった。しかし最終的には、4人がダーツを投げ、全員がスポンジをゲットという残念な結果に。最後に投げたTAKAHIROのみが、特番枠に数センチずれる結果となり悔しそうな表情になりながらも、白熱のダーツで企画は終了した。
盛り上がりを見せる中、最後は曲を披露するパートに。TAKAHIROは、「皆さん大丈夫ですか?それでは盛り上がっていきましょう!」と煽り、「PARTY ALL NIGHT」のイントロが流れる。ニューイヤーを迎えるのにぴったりの1曲、コメント欄も合いの手の「ヘイ!」で埋まる盛り上がりを見せた。ラスト曲「YELLOW HAPPINESS」が流れると、「2時間あっという間だった」とコメント欄では名残押しさも残る。しかし、「幸せな時間をありがとう」、「ライブも企画も楽しかったです」「最高なクリスマスプレゼント!」と感謝の気持ちが連なった。また、プレミアム会員のみが見られる特別アンコールでは、アンセム曲「Rising Sun」が披露され、「やっぱりこの曲!」「最高!」と歓喜の声であふれていた。
※セットリストは以下の通り。
I Believe
Choo Choo TRAIN
Someday
I Wish For You
Beautiful
あなたへ
Heavenly White
HOLY NIGHT
DANCERS ANTHEM X’mas ver.
LAST CHRISTMAS
SUPER SHINE
DANCE INTO FANTASY
PARADOX
PARTY ALL NIGHT
YELLOW HAPPINESS
Rising Sun(アンコール)
テキスト:赤山恭子