乃木坂46の“愛され最年長”新内眞衣、笑顔と涙の卒業セレモニー「人生を変えたいと思って良かった」梅澤美波から感謝の手紙も

 最後の最後まで“愛され最年長”だった。乃木坂46 新内眞衣の卒業セレモニー「乃木坂46 新内眞衣 卒業セレモニー」が2月10日、東京・東京国際フォーラム ホールAにて開催された。会場には、新型コロナウイルス感染対策のもと、およそ5,000人のファンが駆けつけ、さらにABEMAなどで生配信も行われた。

【視聴する】乃木坂46 星野みなみ 卒業セレモニー

 2013年3月に行われた乃木坂46・2期生オーディションに合格した新内は、昨年11月に自身がメインパーソナリティを務める『乃木坂46のオールナイトニッポン』(ニッポン放送)内で、グループから卒業することを発表した。大学卒業後の2014年4月から2018年3月まで、ニッポン放送の関連会社に勤務し、OL兼任アイドルとして活動していた彼女は、2016年6月に深川麻衣が卒業して以降、最年長メンバーとしてグループを支えてきた。今回の卒業セレモニーは約6年間、ラジオ番組を務めてきた新内へのリスペクトを示すかのように、通い詰めたニッポン放送からほど近い、東京国際フォーラム ホールAという会場で実施され、トークとライブが交互に行われるラジオ番組風の進行で届けられた。 

乃木坂46の“愛され最年長”新内眞衣、笑顔と涙の卒業セレモニー「人生を変えたいと思って良かった」梅澤美波から感謝の手紙も

■卒業セレモニーでパフォーマンスしたいと思っていた

 影ナレを務めたのは新内と同期の北野日奈子、鈴木絢音、山崎怜奈の3人。開演の時刻になると、「乃木坂46のオールナイトニッポン」をモチーフにしたVTRが流れ始める。そして選ばれたオープニング楽曲は2014年にリリースされた8thシングル「気づいたら片想い」のカップリング曲「生まれたままで」だった。同曲は新内がアイドルとして初めて携わった思い入れのある楽曲。1期生と2期生で爽やかに届けると、新内は集まった観客および配信で見守っているファンに「入ったばかりの頃はこんな素敵な会場で自分の卒業セレモニーを行えると思っていなかったので、すごく緊張しているんですけど、噛んだりしても“いつものことだな”と思ってもらいながら、あたたかく見守っていただけたらうれしいです」と呼びかけた。

 ここで、新内は当時「生まれたままで」を一緒にパフォーマンスしたオリジナルメンバーの齋藤飛鳥と星野みなみをステージに呼び込む。同曲のMV撮影の日は記録的な大雪に見舞われたが、新内と星野が当時について振り返るも、当時中学生だった飛鳥は「本当に覚えてないの…!」と述懐。和気藹々としたMCコーナーも終盤に差し掛かると、新内は「私にとって『生まれたままで』は思い入れのある曲だから、卒業セレモニーをやることになったらパフォーマンスしたいと思っていたの。今日は夢が叶って良かった」と明かした。

 続けて、新内から3期生&4期生といった後輩についての思いがVTRで語られると、新内と3期生メンバーで3期生のオリジナル曲「トキトキメキメキ」を、そして新内と4期生メンバーで4期生のオリジナル曲「Out of The Blue」をパフォーマンス。それから新内は3期生の久保史緒里、阪口珠美、4期生の賀喜遥香、早川聖来とMCコーナーを届けることに。新内は「トキトキメキメキ」と「Out of The Blue」は“どうしてもやりたかった曲だった”とのことで「今日のセレモニーはやりたい曲しか選んでないの。3期生、4期生の曲は本当にパフォーマンスしていて楽しい曲だよね」と明かすと、後輩メンバーは「うれしいです…!」と感謝した。

 5期生の加入で4期生はこれから“先輩”となるが、賀喜と早川は「どうしよう…!」と話し合っているそう。そんな早川は初めての後輩を迎えるにあたって仲の良い先輩・久保にアドバイスを求めているそうだが、久保は「基本的に聖来にアドバイスするときは“これは新内さんの引用なんだけど”と断ってから伝えるようにしています…!」と明かしていた。そんな中、“5期生に会ったことない”という新内は「ファンの方と同じタイミングで5期生の動画をYouTubeでめっちゃ見てるからね(笑)。やっぱかわいいな〜と思いながら」とファンを笑わせ、それから「ライブとかでまたみんなのことを見られる日を楽しみにしています」と後輩たちにエールを送った。

 また、先日「乃木坂46のオールナイトニッポン」のパーソナリティが新内から久保に引き継がれることが発表されたが、久保がラジオへの抱負を語る場面も。「私はこれまで殻多めで生きてきて、素を隠して生きてきたんですけど、『オールナイトニッポン』を通じて殻を破っていけたらと思います」と明かすと、新内は「その殻を全部破るのは何年かかりそう?」と質問する。これに久保が「5年…!」と返すと、新内は「5年は続けてくれるみたいなので、みなさんよろしくお願いします…! ファンの方も末長く見守ってあげてください…!」とアピールに繋げていた。 

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■「最年長にさせちゃうね。ごめんね」新内眞衣が語る、深川麻衣との思い出
 
 ここからは新内がパーソナリティを務めるラジオ番組の名物企画「妄想結婚式」の特別編が開催されることに。式に列席したのは秋元真夏、樋口日奈、北野、梅澤美波、久保、佐藤楓、山下美月、与田祐希、清宮レイ、金川紗耶、早川といった面々。メンバーを巻き込んだ盛大な“妄想結婚式”コントが繰り広げられると、最後は新内の無茶振りから、「インフルエンサー」を披露することとなり、視聴者からは「メンバーたちの切り替えが早っ!(笑)」「さすがプロやなw」といったコメントが寄せられていた。

 その後は再びVTRへ。新内は最年長のバトンを受け取った深川とのエピソードを明かした。「まいまいが卒業する時、私の家に来てくれて『最年長にさせちゃうね。ごめんね』と言ってくれて。でもそこから頑張れたのはまいまいと一緒に過ごしてきた日々があったからだなと思って…」と涙ながらに話し、それから「この曲は私にとって頑張らなきゃいけないと思わされたシングルでした」と語ってから、深川がセンターを務めた「ハルジオンが咲く頃」を可憐にパフォーマンスした。ステージ上には感極まって涙を流すメンバーの姿も。それから新内は気持ちを切り替え、アンダーメンバーと「日常」をパワフルにパフォーマンス。同期の北野とアイコンタクトを交わしながらのステージは、ファンの感動を誘った。

 そして本編ラストに選ばれたのは新内が初めての選抜メンバーに選ばれた12thシングル「太陽ノック」だった。パフォーマンス後は「本当に乃木坂に入ってから1度も後悔したことはないくらいずっと楽しい9年間でした! 本日はありがとうございました!」とファンに向け挨拶した。 

乃木坂46の“愛され最年長”新内眞衣、笑顔と涙の卒業セレモニー「人生を変えたいと思って良かった」梅澤美波から感謝の手紙も

■「一歩を踏み出せば10年後、20年後笑っていられる」新内の卒業スピーチ全文

 鳴り止まぬ拍手の音とコメント欄に並ぶアンコールを受け、再びステージに登場した新内は最後のスピーチとして、以下の内容を述べた。全文を掲載する。

 「私が初めて人生を変えたいなと思ったのは中学3年生の時、15歳でした。当時は人間関係に悩んで、私がまわりに受け入れられなかったことをすごくトラウマに思っていて、本当に毎日暗くて、辛い日々を送っていました。

 でも、ひとりで考えれば考えるほど、私はやっぱり“ひとりでは生きていけない”という思いになったので、受け入れられるように私自身が変わろうと決意しました。

 そこから高校、大学はそれなりに楽しい生活を送り、友達も増え、楽しい青春時代を送らせていただきました。次に私が人生を変えようと思ったのが、大学3年生、20歳の時でした。当時は就職活動中だったんですけど、たまたま見かけた乃木坂46のオーディションの募集要項を見て、何故だか分かりませんが、応募しました。その時、人生が変わるなんて思っていなかったけれど、心の中では人生を変えたかったんだなって思います。

 乃木坂46に入ってから、本当にたくさんの経験をさせていただきました。辛いこと、楽しいこと、悔しいこと、悲しいこと。本当にたくさんあったけれど、今は全部思い出です。私はそんな乃木坂46の生活をしている中で、2016年に『オールナイトニッポン』が決まりました。パーソナリティという言葉の通り、ラジオのパーソナリティは自分のことをお話しして、エンターテイメントを届けるお仕事です。学生時代に受け入れてもらえなかった自分の性格を全国ネットにお届けするのは、最初はすごく怖くて、すごく不安でした。ですが、リスナーの皆さんはそんな私の性格を受け入れてくれて、(ここから感極まり涙)1年、2年、3年、4年目には一部にも上がって、そこからは自分のことを、自分自身が受け入れられるようになりました。

 本当に今思うと、中学生の時、大学生の時、自分で人生を変えたいと思って良かったです。そして、ファンの皆さんが何をきっかけに私のことを応援してくれたのかはわかりません。乃木坂46のメンバーとして影響力はなかったかもしれないけれど、一歩を踏み出せば10年後、20年後笑っていられる自分がいると思っています。なので、今日会場に来ている皆さん、そして配信でご覧になってくださっているみなさんも、私の踏み出す勇気を受け取っていただいて、これからの人生に活かしていただいたらうれしいと思います。

 乃木坂46での9年間は幸せで、本当に楽しかったです。1期生、2期生、3期生、4期生、卒業生、そして新たに5期生も加わります。全部含めて乃木坂46だと思いますし、これからもずっと大好きな存在です。今までお世話になった皆さん、そして応援してくれた皆さん、ラジオを聴いてくれた皆さん、本当にありがとうございました」

 それから新内は初めてのソロ曲「あなたからの卒業」を、心を込めて歌唱。曲中には感極まったのか、歌えなくなる場面もあり、視聴者からは「まいちゅんの優しさが歌に伝わってる」「最高に輝いている!」「ここまでよく堪えたと思います!泣いてもいいですよ」といったコメントが寄せられていた。そしてステージにはメンバーも再登場し「サヨナラの意味」を全員で歌唱した。 

乃木坂46の“愛され最年長”新内眞衣、笑顔と涙の卒業セレモニー「人生を変えたいと思って良かった」梅澤美波から感謝の手紙も

■「出会えて本当に良かった」梅澤美波から新内眞衣へ感謝の手紙
 
 その後、メンバーを代表して副キャプテンの梅澤から感謝の手紙が読み上げられた。梅澤は「私が新内さんに言われて1番心に残っている言葉は、私が加入してすぐに言われた『何かあったら私を使っていじっていいからね』という言葉です。この言葉にどんな意味が込められているのかすごく考える中で、いじられるって簡単なことではないなと時間を重ねるにつれ、解るようになりました。すべてを受け入れてくれていた、新内さんの寛大な心に当時の私は気づけていなかったと思います」と回顧。それから「思い返してみれば新内さんが泣いているときは全部、誰かのための涙だったと思います。副キャプテンの発表がある前に、心配して焼き鳥に連れて行ってくれたことも、悩んでいると、すぐに察して隣にきてくれることも、会うたびに抱きつくのが日課になった毎日も…私は新内さんにもらうばかりで、何も返せなかったけど、これから返させてください。いつもご馳走してもらってばかりだったから、次は私に払わせてください。だからこれからもたくさん遊んでください。本当のお姉ちゃんのように思っています。出会えて本当に良かったです」と涙ながらに伝えると、新内も涙を流し、2人は抱擁を交わした。

 最後は秋元康が2期生のために書き下ろした楽曲「ゆっくりと咲く花」をしっとりと届け、卒業セレモニーは幕を下ろした。メンバーと寄り添いながら、そして一人一人を包み込むような新内は、まさに愛され最年長の姿そのものだった。 

乃木坂46の“愛され最年長”新内眞衣、笑顔と涙の卒業セレモニー「人生を変えたいと思って良かった」梅澤美波から感謝の手紙も

■乃木坂46「乃木坂46 新内眞衣 卒業セレモニー」セットリスト

M01. 生まれたままで
M02. トキトキメキメキ
M03. Out of the blue
<企画>インフルエンサー(新内眞衣 妄想結婚式の余興として披露)
M04. ハルジオンが咲く頃
M05. 日常
M06. 太陽ノック
EN1. あなたからの卒業
EN2. サヨナラの意味
EN3. ゆっくりと咲く花 

【視聴する】乃木坂46 星野みなみ 卒業セレモニー
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