クリエイターとアーティストは似て非なる存在だと解釈しているVaundy。「クリエイターは共感してくれる存在が常に必要。アーティストってのは『俺はこれだから』って言ったものに対して相手を必要としない。自分が前に出ていかなきゃいけないってのが大前提みたいなところがある」と持論を展開した。はっとりはVaundyの発言を受け「すげえ乱暴な言い方をすると“必要”と“無駄”みたいなことになるね」とコメントする。
はっとりは、それぞれの個性が尊重される潮流がアートの追い風となっていると指摘。Vaundyも同調を示し、あらゆることの細分化が進む現在社会において、有名であることに価値はないのでないかと疑問視する。「流行っているかどうかの物差しなんて必要なくなっているからね」と、はっとりは頷いた。
自身をクリエイター寄りだと感じているVaundyに、はっとりは「求められていないものを作らないよね。そこがクリエイターだなと思う。作りたいものが求められているもののなかに交わってんのよ」と発言。Vaundyは流行の抽出に長けていると分析した。
「俺とかは求められていないものをやろうとしちゃって、メーカーの人間にしょっぱい顔をされたりするんだよね」と告白するにはっとりに、Vaundyは「そうなんですか!?」と意外な反応。はっとりは作曲の際、リード曲以外ではついつい奇を衒った表現をしたくなるそうだ。「“もったいない”がやりたくなるんだよね。何かの反発なのか、それをアートと俺が履き違えているのかわかんないけど」と語るはっとりに、Vaundyは「自由で認められているのがアートのいいところでもあり、探求しなければいけないところだとは思う」とコメントした。