ももクロ、初の“視聴者参加型”配信ライブを前にモノノフに宣言「寂しさを全部吹き飛ばすような時間にします!」

 ももクロが配信ライブを行うのはおよそ4カ月ぶり。今年は新型コロナウイルスの感染拡大の影響で音楽業界およびライブシーンを取り巻く状況は一変したが、ももクロの4人は常に前を向き、“今出来ることを”とアクションを起こしてきた。今回の配信ライブは「ももクロとPLAY!!」をコンセプトに掲げ、これまでとは一線を画す映像体験を視聴者に届けるという。

【アベマ限定ライブ】ももいろクローバーZ 『PLAY!』通常盤

 ABEMATIMESでは、11月12日に放送された事前特番「【アベマ限定ライブ】ももいろクローバーZ 『PLAY!』事前特番 | 本編」の収録直後にメンバーを直撃。“PLAY”に込められた意味を解説してもらいつつ、今回“視聴者参加型”ライブを全面に打ち出した背景などを語ってもらった。

■初めての挑戦がたくさん詰まっています

 8月2日、ABEMA PPV ONLINE LIVEで独占配信されたももクロのオンラインライブ「ももクロ夏のバカ騒ぎ2020 配信先からこんにちは」は、海に臨む野外ステージを舞台に、4人がプールにダイブしたり、船上で歌唱パフォーマンスを行うなど、夏らしい演出がふんだんに盛り込まれた。元プロレスラーの飯塚高史や和太鼓奏者のヒダノ修一、お笑い芸人の永野といったゲストも登場し、ももクロと共に熱い夏のライブを盛り上げた。

 一方、今回の「PLAY!」はスタジオの中にセットを組んで行われるという。「マルチアングル付き豪華盤」特別チケットを購入すれば、ABEMA PPV ONLINE LIVEに新たに搭載されたマルチアングル機能でライブを楽しむことが可能。ライブ中の一部の楽曲において、好きなタイミングで別角度のカメラ映像に切り替え、自分好みのスイッチングでライブ映像を楽しむことが出来る。さらにABEMAのアンケート機能を活用しライブ中に楽曲投票を実施。リアルタイムで視聴者と共にセットリストを決めるという臨場感あふれる企画も行われる。

ーー今回、“視聴者参加型”配信ライブ「PLAY!」というテーマを打ち出した背景を教えてください。

百田夏菜子 今年はコロナの影響で配信ライブしか行えていない状態で、前回の「夏のバカ騒ぎ」も手探りな状態でした。“配信ライブをもっと極めたい”という思いが大きくなる中での、今回の配信ライブです。これまでも“お客さんとコメントでつながる”など様々な試みでモノノフさんとコミュニケーションを取ってきましたけど、“もっとより強くつながることは出来ないかな”と思って力強く“参加型”と打ち出すことにしました。初めての挑戦がたくさん詰まっています。

玉井詩織 配信ライブは、リアルなライブと比べるとどうしても見てくださるファンの方と演者との間に温度差が出てきてしまうと思うんです。皆さんももちろんおウチで全力で楽しんでくれているというのは伝わってくるんですけど、同じ会場で時間を共有するのとはやはり別物というか。でも今回は配信だけどお客さんに参加してもらうことで、どこか同じ空間にいるような感覚を味わっていただけると思います。「夏のバカ騒ぎ」ももちろん素敵な時間をモノノフさんと過ごしましたけど、今回はそれをより進化させたスタイルというか。

百田 やればやるほど、こういうのも出来るんじゃないかなって思ったよね。

高城れに 今回は本当にいろんな楽しみ方ができると思います。ただ観るのもよし、新しい機能のマルチアングルで楽しむのもよし、楽曲投票に参加してもらうのもよし。長い時間、お家にいると“自分は孤独”と思っちゃうこともあるけど、今回は絶対にそんな気持ちにさせない楽しい時間になると思います。ライブでもあるし、一種のゲーム感覚としても楽しめると思う。それぞれが“遊べる”ようなライブになるんじゃないかなと思います。

百田 投票はめっちゃドキドキしますよね。どんなライブになるんだろ~。

佐々木彩夏 勉強している時とか特にそうですけど、お家にいると注意力が散漫になっちゃうことってあるじゃないですか。誘惑もいっぱいあるし(笑)。でも私たちはその時間、映像を通じて皆さんを飽きさせないようなパフォーマンスだったり演出を用意しています。ライブ中の特設サイトで声や画面を連打することで、物理的にライブの盛り上げに参加することが出来るし、まるでライブに参加してるような気分を味わえると思います。今回を通じて配信ライブがみなさんにとってより楽しいものに変わっていったらいいと思います。

ももクロ、初の“視聴者参加型”配信ライブを前にモノノフに宣言「寂しさを全部吹き飛ばすような時間にします!」

■私たちのライブ文化が変わっていくいいきっかけになった

ーーこれまでももクロのMVに携わったクリエイターたちが「PLAY!」に集結して、過去のMVを進化させた演出に加え、今までMVが制作されてこなかった楽曲がMV風に表現されるのも見どころの1つですよね。

玉井 そうですね。今回は「夏のバカ騒ぎ」とはまったく別のアプローチというか、最新の技術を使ったよりテクニカルな映像体験をお届けできると思います。

高城 生放送で行うMV撮影みたいなね。

百田 だいぶ緊張するよね。

佐々木 夏はハプニング的な要素が多かったというか、永野さんが出てくるとか、プールに飛び込むとか、そういうのでももクロらしいライブ感を出せたらと思ったんですが、今回はより洗練されているというか。作り込まれた世界観だったり、パフォーマンスだったり演出で、モノノフのみなさんに楽しんでいただければと思います。

ーー今回もゲストが登場したり?

玉井 そうですね。一緒にライブを盛り上げてくださる方はいらっしゃいます。

高城 それこそ、モノノフさんが応援のアクションを起こすことで、一緒に作る側のゲストにまわれたりもするので、そういう見方もありかなと思います。

ーーオンラインライブの需要はコロナが収束してもリアルと並行しながら続いていくと思います。今回のような試みもそうですけど、ももクロが新たに打ち出す事がオンラインライブの文化として広まっていくといいですよね。

玉井 こういう状況になったからこそ、配信ライブというものの可能性が広がったと思いますし、それこそ、私のおばあちゃんがそうなんですけど、なかなかライブ会場に足を運べない方もいると思います。配信だからこそ楽しめるという方もいらっしゃると思うので、続けていけたらいいですね。

佐々木 「お客さんを入れることが出来ないから仕方がないからオンラインで」とリアルの代わりのようなネガティブな印象ではなく、オンラインにはオンラインの良さがあって、“どっちも優劣つけがたいよね”とポジティブな印象になるように、オンラインライブの質を上げていきたいと思うし、これからも楽しみながら試行錯誤していきたいですね。

高城 配信という形になって色々得たものがあるので、有観客のライブが出来た時、配信ライブで学んだことをプラスアルファしていけると思いますし、それこそ私たちのライブ文化がまた変わっていくいいきっかけになったと思います。

ーー最後に百田さんにお願いがあります。

百田 何ですか?

ーー2018年5月に東京・東京ドームにて、グループ結成10周年アニバーサリーライブを行った時、ラストで「お前ら全員ついてこい!」と客席のモノノフに力強く呼び掛けたシーンがありましたよね。

百田 はい(笑)。

ーー当時客席でその姿を見ていて「かっこいい!」と痺れた覚えがあります。あの時と同じテンションで、とはもちろん言わないですが(笑)、最後、百田さんに“今回のライブで約束すること”をモノノフに宣言してくれませんか?

百田 えー!(笑)。そんな東京ドームのことを言われちゃうとな~(笑)。

玉井 ちょっとスタジオじゃ難しいよね~(笑)。

一同 爆笑

高城 言ったれい!

百田 でも、今年は全然、モノノフの皆さんに会えてなくて私たちもとっても寂しいんです。モノノフの皆さんもそう思ってくれてるのを感じてたりするんですけど、当日はその寂しさを全部吹き飛ばすような時間にします。吹き飛ばすんですけど、さらに、私たちに会いたくさせます!

ーー素晴らしいコメントをありがとうございます。

百田 はい(笑)。そんなライブになることを約束しますね。

文/中山洋平

写真/菊池陽一郎

■【アベマ限定ライブ】ももいろクローバーZ 『PLAY!』通常盤 配信日時:11月29日(日)18:30~ 視聴料金:ABEMAコイン3,600コイン(4,320円相当)
■【アベマ限定ライブ】ももいろクローバーZ 『PLAY!』通常盤 配信日時:11月29日(日)18:30~ 視聴料金:ABEMAコイン3,600コイン(4,320円相当)
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■【アベマ限定ライブ】ももいろクローバーZ 『PLAY!』マルチアングル付き豪華盤

配信日時:11月29日(日)18:30~
視聴料金:ABEMAコイン4,000コイン(4,800円相当)
■【アベマ限定ライブ】ももいろクローバーZ 『PLAY!』マルチアングル付き豪華盤 配信日時:11月29日(日)18:30~ 視聴料金:ABEMAコイン4,000コイン(4,800円相当)
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ももいろクローバーZ(ももクロ)の番組・ライブ配信情報はこちら
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第7回 ももいろ歌合戦 配信情報はこちら
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