「最高の、最高の、NEW EXILE」継承・創造・進化を重ねた圧巻のパフォーマンス、新たな歴史の幕開け【ライブレポート】

 『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』は、LDHが掲げる「現状を打ち破り、限界を超えていこう/2021年へ向けて 僕らは、ボーダーを超えていく/RISING SUNの光を力に変えて 世界へ届けよう/2021年、復活の想いを込めて」という力強いテーマのもと、行われたライブ公演。12月22日のTHE RAMPAGE from EXILE TRIBEから始まり、23日にBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE、24日に三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE、26日にFANTASTICS from EXILE TRIBE、27日にGENERATIONS from EXILE TRIBE、28日にE-girls、Happiness、スダンナユズユリー、29日にEXILEが登場するスケジュールだった。本公演は、すべて無観客で行われたライブの生配信となり、ABEMA独占で配信された。

歴史の継承、新たな創造、進化のEXILE、14人の新たな原曲『RED PHOENIX』で立ち上がる

 『LIVE×ONLINE』恒例となった60秒カウントダウン。開始前から、コメント欄では「いよいよ始まる」、「楽しみ」、「いけえ!」、「オンラインなのに会場並みにドキドキしてる」と新生EXILEに対する希望の声が膨れ上がった。オープニング、メンバーが滑走路を歩いてゆく後ろ姿とともに、EXILEとしての彼らの言葉が彩る。

 「いつまでも時代と共にあれるグループでありたい」(EXILE AKIRA)、「EXILEの歴史とともにファンの皆さんとEXILEを0から作り上げていく」(EXILE TAKAHIRO)、「夢を叶えることのできる”場所”」(橘ケンチ)、「進化しながら 変幻自在のEXILEを作っていきたい」(黒木啓司)、「NEW EXILEをまた新たに創り上げたい」(EXILE TETSUYA)。

 「継承した想いを具現化して作っていかなければならない」(EXILE NESMITH)、「歴史を大事にしながら今とそして未来を見て作り上げていきたい」(EXILE SHOKICHI)、「EXILEは何度となく進化してきたグループ」(EXILE NAOTO)、「エンタテインメントが持つ役割をグループで表現」(小林直己)。

 「時代と共に形を変え進化し続ける」(岩田剛典)、「どんな未来が待っていようと乗り越えていける」(白濱亜嵐)、「EXILEというものがこういう形でどんどん進化していく」(関口メンディー)、「EXILEオリジナルのスタイルを構築」(世界)、「新たな”EXILE”を創造し、未だかつてないグループに進化し続ける」(佐藤大樹)。

 彼らの口から語られる新生EXILEとしての決意表明。キーワードは歴史・創造・進化。これまでの歴史をたどった上で、新たなEXILEとしての形を創造し、進化へと変わる。幕開けの一夜に、否が応でも期待が高まった。「EXILE」の文字が炎に染まり、1曲目『RED PHOENIX』へ。

 新生EXILEの“原点”となる、アッパーチューンナンバー『RED PHOENIX』では、SHOKICHIの力強いドラムス、NESMITHが奏でるギター、色艶を加える白濱のDJと、これまでとは一味違うサウンドが楽しめる。イントロでは、ひとりひとりの表情をカメラがアップで捉え、眼光鋭い眼差しにゾクゾクさせられた。TAKAHIROが「EXILE、『LIVE×ONLINE』楽しんでいこうぜ!」と呼びかけ、SHOKICHIも「What’s up?調子はどうですか!?」と乗る。

 MVを思わせる燃え盛る炎のもと、真っ赤なライダースで赤く染まりきった14人が、パフォーマンスを始めた。気合いの入った煽りを受け、視聴者も「ぶち上げろ!新たなのろし」、「みんな最高にかっこいい」、「個々が粒ぞろい」、「スケール感が違う」とすでに新生EXILEの真意を受け取っていた。タイトルの『PHOENIX』になぞらえ、TAKAHIROから翼が生えているような映像の演出も見られ、コメント欄は「TAKAHIROさんが羽を背負うの、やばい!!」と大興奮だった。

 2曲目、蒼いレーザーがひしめく中、SHOKICHIの「Welcome to the 24world」のシャウトが会場をかけめぐった。『24 WORLD』の歌唱に、視聴者は「こっちの『24』がくるのか!」、「めっちゃ好きな曲!」、「聴けるなんて」と歓喜の声が沸き上がる。

 『24 WORLD』は、2014年に発売されたアルバム『EXILE TRIBE REVOLUTION』のリードトラック。当時のEXILE TRIBEのメンバーだったTAKAHIRO、NESMITH、SHOKICHI、今市隆二&登坂広臣(三代目JSB)、片寄涼太&数原龍友(GENERATIONS)が歌唱を担当し、個性が入り混じるTRIBEならではの楽曲に仕上がっている。ラウドする高音、疾走感のあるナンバーは人気が高く、現在もJr.EXILEが歌い繋いでおり、歴史も深い。ゆえに、「EXILEだけで『24 WORLD』はやばい!」、「気合いの入り方半端ない」と一夜のための披露にコメントも高まったものばかりが並ぶ。

 パート分けの細かい『24 WORLD』において、誰がどこを歌うかにも注目が集まった。原曲ラップパートはDOBERMAN INFINITYが担当していたが、この日はSHOKICHIと関口がマイクを持つ。GENERATIONSでラップを披露することはあったものの、EXILEとしては初のマイクパフォーマンスとなった関口。SHOKICHIのなめらかな声と対比する低音ボイスが心地よい関口の声。意表を突いた粋なキャスティングに、「メンさん!」、「メンディー最高」、「まさかのメンちゃん~」と視聴者も湧いた。間奏のパフォーマンスパートでは、第二章で加入したAKIRA、第三章で加入した黒木がそれぞれセンターを務め、若手を率いる形で力強くダンスを踊った。これぞ、まさに新生EXILEの可能性と創造を感じた1曲だった。

盛り上げ曲『WON'T BE LONG』は“兄さんバージョン”にチェンジ!DJ ALANにもぶち上げ

 『DANCE INTO FANTASY』&『PARTY ALL NIGHT ~STAR OF WISH~』は、前2曲の“ゴリゴリ”系とは真逆に振る軽快なダンスナンバー。『DANCE INTO FANTASY』は、レーザーの光が無数に輝き、80年代ディスコ調の照明にチェンジ。笑顔でパフォーマンスを始めるパフォーマーが多く、全員でラインダンスを踊る場面においては14名が並ぶ圧巻の見ごたえ!視聴者も「みんなで踊るところ好き」、「楽しそう~」、「熱気伝わる」、「みんなの腰つき、最高」と一体感の出るパートへの支持が上がった。

 新年を迎えるにあたり、ぴったりの1曲『PARTY ALL NIGHT ~STAR OF WISH~』では、出だしの「Like it's a new year」から、カメラが全員に寄っていく。手招きしたり、微笑みかけたり、まさに“ファンサービス”な嵐のショットに、「イケメンが渋滞しすぎて目がついていかない!」、「かわいすぎ」、「みんなキラッキラの笑顔」、「自然と笑っちゃって踊っちゃう」と視聴者が心をもっていかれていた。『LIVE×ONLINE』ならではの演出といえる、メンバーがひとりずつハイタッチをするような姿もアップで映され、ファンからは黄色い悲鳴がコメントにまで飛んでいた。

 そして次の瞬間には、白濱がジャケットを脱ぎながら廊下を歩いてくる。ハイテーブルの前で立ち止まり、テーブルの上に置いてあったカセットウォークマンを手に取って、ヘッドフォンをつけて楽しそうに乗り出す。白濱がリミックスしたEXILEの曲をお届けする“DJ ALAN”タイムだ。歩き出しては、曲が切り替わるごとにポーズを決めたり、サングラスをかけてみたり、PSYCHIC FEVERと踊ったりと空間を満喫。やがて「CLUB EXILE」と書かれた場所へやってきて、白濱はDJブースでプレイを始める。

 5曲目は『STEP UP』、ヴォーカル3人がキャデラックのボンネットに腰かけた状態からスタート。パフォーマーもそれぞれの車や電話ボックス、大きなソファなどから登場し、いろいろな組み合わせでパフォーマンスを披露。『STEP UP』からは衣装も変わり、『EXILE LIVE TOUR 2018-2019 "STAR OF WISH"』で着用していたカラースーツで華やかさも増した。「この衣装ドンピシャ!」、「みんなエモイ」と視聴者からも好評な様子。カメラアングルも様々な位置からお届けしており、ステージに上がって踊る彼らを下から煽るようなローアングルでは、「目の前で見てるみたい!」、「アングルがめっちゃいい」、「特等席で見てる」と生のライブ感が視聴者に伝わっていた。

 華やかな流れのまま、盛り上げ曲『WON'T BE LONG』へ。バブルガム・ブラザーズの大ヒット曲を2006年、EXILE&倖田來未でカバーし、今やライブ盛り上げ曲としても定番となった。今回はEXILE THE SECONDバージョンのお披露目となり、“Funky But Sexy”な雰囲気で大人方向に振った。NESMITH&SHOKICHIが交互に歌い、パフォーマーはAKIRA、橘、小林、NAOTO、世界というアダルトメンバーで披露。SECONDバージョンを初めて耳にした視聴者も多く、「わー、イメージ変わるね!」、「セクシーバージョンだ」、「アレンジ素敵」とエモーショナルなチューンに歓迎のリアクション。

ヴォーカル3人の個性が打ち出されたソロタイム、聴かせるバラードに「胸がギュッとなる」

 怒涛の前半戦が終わり、中盤戦はバラード&ソロタイムで幕を開けた。冷たい雨が降る演出のもと、全身白のスーツ姿に着替えたTAKAHIROがアコースティックバージョンの『Heavenly White』を歌い出す。パフォーマーもヴォーカルとともにわかれ、曲に合わせてひとりずつ踊るスタイルに。階段には眼鏡姿のTETSUYAが腰かけており、立ち上がると、近くにあったハンガーポールをステッキのように恭しく扱う。続く岩田は、歌詞を表現するような切ない表情でパフォーマンスした。ふたりの姿に「ガンテツやばい」、「王子様」、「かっこよすぎる…」と視聴者も恋に落ちた。

 次に、年少組の佐藤&白濱がパフォーマンス。佐藤は衣装に合わせた白いスカーフをひらひらとなびかせ、自分も体をくねらせて表現、白濱は色気を残す表情で檀上にあがり、椅子に座り歌うTAKAHIROの隣で、踊り続けた。最後には黒木が登場。ジャケットの長い裾を翻し、繊細に踊る姿には、ファンから「鼻血が出ます」、「さすがのダンス」、「けいじさんの踊り、本当好き」と絶賛の声が上がった。やがて雨から粉雪に変わり、TAKAHIROを中心に登場した5人のパフォーマーがしなやかに踊る。TAKAHIROのやさしい歌声に合う、切なさと痛みが伴う、何とも美しい1曲だった。

 場面は転換。トレンチコートにハンチング、1930年代風のヴィンテージファッショに身を包んだ小林が銃口を画面のほうに向ける。発砲したと同時に、映像では車が大爆破するという激しいムービーが流れた。衝撃的な映像と出だしに、視聴者は「撃たれた」、「びびった」と度肝を抜かれていたが、世界観そのままに『ふたつの唇』が始まる。ここでは、ハンチング姿でそろったSHOKICHI、AKIRA、橘、小林、NAOTO、関口、世界がパフォーマンスを行った。リリースされた当時はATSUSHIとTAKAHIROによるハーモニーだったが、この日はSHOKICHIがひとりで歌い切る。コメントでは「ATSUSHIも素敵だったけど、SHOKICHIも素敵!」、「SHOKICHIさんの声好き」と、ファンが歌声に魅せられていた。

「最高の、最高の、NEW EXILE」継承・創造・進化を重ねた圧巻のパフォーマンス、新たな歴史の幕開け【ライブレポート】

 画面はモノクロに切り替わり、『Ti Amo』のイントロが流れ出す。ここでは、お立ち台の下にNESMITHがたたずみ、お立ち台の上には、パフォーマーが並び向かい合って踊った。趣向を凝らした演出に、「カラーが全然違うので、見てても、聞いてても楽しい」「白と黒のパートがいい」、「いろいろな組み合わせで表現するのも新しい」と、新生だからチャレンジできる表現の幅だと、視聴者もうれしいコメント。グループ初のダブルミリオンとしても歴史の深い『Ti Amo』ゆえに、ファンは「2章は青春でした」、「昔の曲をやってくれるの、うれしい」、「すっごく聞いてた」と思い出を重ね合わせて、じっくり聞き入っているようだった。

 本パートの最後には、TAKAHIROによる『ただ…逢いたくて』が歌唱された。パフォーマーもなし、雪が舞う演出の中、スポットライトに照らされひとり歌うTAKAHIRO。歌い出しから、ファンは「この歌泣ける」、「声よすぎる」、「大好き」、「美しい声」、「聞き入ってしまう」、「胸がギュッとなる」と感動のコメントが止まらない。TAKAHIROが加入前の2005年に発表された『ただ…逢いたくて』は、当時歌っていたSHUNが脱退し、ATSUSHIがひとりで歌っていた時期もあった。そして今、ATSUSHIと歌っていたTAKAHIROが心を込めて歌っている。

 そんな背景を知っているファンからは「SHUNがいなくてATSUSHIが歌った歴史が繰り返されている」、「TAKAHIROからATSUSHIへのプレゼントだね、この曲」と継承の重みや、歌い継がれる歴史の轍を感じ、涙腺がゆるむコメントが書き込まれた。だからこそ「歌ってくれてありがとう」という言葉も多く見られたのかもしれない。堂々と歌いあげ、最後は微笑みを宿したTAKAHIROの表情は忘れがたい。

鳥肌もののソロダンストラック、『R.Y.U.S.E.I.』、『AGEHA』、『OVER DRIVE』アレンジ続々

 画面には、EXILE第一章からのライブシークエンスが映し出された。オリジナルメンバーのライブ風景のほか、これまでのMVのワンシーン、歴史の変遷が手に取るようにわかる。視聴者も、「最高だろ」、「かっこよすぎてため息つく」、「進化した過程だね!」と興奮を隠さない。新しいエンブレムが降臨し、それがやがて新生EXILEが着用する新ジャージのバックロゴへと遷り変わる。「準備は万端」そんな心の声が聞こえると、獰猛なダンストラックパートが幕を開けた。

 ソロのトップバッターはTETSUYA。EXILE THE SECOND の80's FUNKフレイヴァーあふれる楽曲『SUPER FLY』で踊り出す。アレンジを加え軽々と踊るTETSUYAに、「てっちゃん、すごい!」、「心臓破裂しそうなくらい格好いい」と魅了される叫びが届いた。そのまま同じくEXILE THE SECONDの橘に踊りは引き継がれる。TETSUYAとは、また一味違ったアレンジが生かされた踊りで、彼もまた「最高」の声を浴びる。

 次に流れたのは三代目JSBのヒットチューン『R.Y.U.S.E.I.』。そう、今回のダンストラックはEXILE以外に、メンバーが兼任しているグループの曲を中心に構成されている。NAOTOがリズムを取り出し、カメラが引くと、そこにはAKIRA、橘、黒木、TETSUYA、佐藤、世界の姿が。そろって「ランニングマン」のステップを踏むレアな姿は、こちらの心をほっこりもさせる。

 リミックスの楽曲は、流れるようにGENERATIONSの代表曲『AGEHA』へ。ここでは白濱が中心となり、ハイテンションなアッパーチューンに合う振りをした。同じくGENERATIONSの関口が、『BIG CITY RODEO』のピーカーブーダンスを披露し、ゴリゴリの踊りへと形を変える。何とも見ごたえのあるトラックが続く。

 ここまでくると「次は何の曲?」と胸が高鳴る。逸る気持ちに答えてくれたのが、サングラスをかけた岩田が登場した『Rat-tat-tat』。岩田をセンターにパフォーマーがV字となり、ゾンビダンスを踊る。中毒性の高いこのダンス、誰もが1度はやってみたことがあるのではないだろうか。ワンフレーズを終えると、岩田がソロでクランプを披露し、本領発揮といったところ。フードをかぶった小林は、聞き覚えのあるイントロにリズムを取る。きました、「シェアハピ」!こちらも一世を風靡したポッキーダンス、『Share The Love』に乗せてやってきた。こうして振り返ると、三代目JSBは誰もが踊れるキャッチーなダンスを取り入れることが、実に上手なグループであることがわかる。

 最年少組・佐藤がリーダーを務めるFANTASTICSの『OVER DRIVE』の軽快な音が耳をつんざく。ありあまるパワーで激しいダンスを踊った後は、世界へとつないだ。プライベートではアニメーション好きで知られる世界らしい、漫画のエフェクトを用いた背景の演出も真新しく、いい。背景を生かしたまま、サングラスをかけてしゃがんでいる黒木をカメラが捉える。EXILE THE SECONDの『Going Crazy』で黒木は生き生きと舞い、ラストのAKIRAへとバトンをつないだ。

 タオルを楽しそうに振り回すAKIRA。だが、そのカメラに映りたがろうと、メンバーが前へ前へと出てきて邪魔をする。そんな後輩たちを「どけどけ」とこづいてみせる、ほんわかしたシーンはご愛敬。その後は、AKIRA長い手足を駆使したダイナミックなダンスで、キャリアを見せつけた。本パートラストには『24karats』シリーズのリミックスを全員でパフォーマンス、申し分ない様子でフィニッシュした。

 ヴォーカルも加わり、そこから3曲は『24karats』メドレータイム。『24karats STAY GOLD』、『24karats TRIBE OF GOLD』、『24karats GOLD SOUL』と、怒涛の3曲が連なる。歌唱前にSHOKICHIが「後半戦、さらにあげてくぞ!騒げ!」と気合いのシャウト。煽るパフォーマー、さらに熱気で押すヴォーカル、手に汗握る攻防戦のような楽曲のうねりが強烈に響き渡る。コメント欄も、「EXILEは原点にして頂点」、「本当に圧巻」、「熱い」と“炎”の絵文字が並ぶ。「新生EXILEは“目で楽しむ”が、よりパワーアップしてる」という指摘の通り、14人の誰をフォーカスしてもブレない輝きがあった。

 これ以上の盛り上げはないと誰もが思ったそのとき、『24karats TRIBE OF GOLD』のゲストとして、DOBERMAN INFINITYのKUBO-C、GS、P-CHO、SWAYのMC勢が参戦。色違いの黒ジャージでパワフルに登場し、轟かすラップに視聴者のテンションも最高潮に。「ドーベル兄さん!!」、「ボリューム満点!」、「パワフルで楽しい!」、「ここ絶対見返す」と、パフォーマンスの勢いに負けない熱いコメントの祭りとなった。

「最高の、最高の、NEW EXILE」継承・創造・進化を重ねた圧巻のパフォーマンス、新たな歴史の幕開け【ライブレポート】

 昂ぶり、火照った体を鎮めるように、蒼い幻想的な光が当たりを包んだ。奏でられたギターサウンド、Interludeは、透き通るような、澄んだ美しい歌声から、DOBERMAN INFINITYのヴォーカル・KAZUKIの声だとわかる。ワンフレーズという贅沢な登場に、ファンは騒然。「ここでKAZUKIか!」、「うますぎる」、「かーくん最高」、「ドーベルやばい…」とDOBERMAN INFINITYというスペシャルなギフトに唸っていた。

 そして、NESMITH&SHOKICHIの歌声へとバトンタッチし、『Heads or Tails』だと判明する。予想外のアレンジと化学反応に、「サプライズ上手」、「アレンジがいいね」、「かっこいい~」と視聴者も驚き。ロックテイストに変化した『Heads or Tails』のパフォーマンスが、無数のレーザーの光の中、始まった。14人はジャージから白いレザーの衣装にチェンジ。「新生EXILE、すごいな…」、「『24』からの流れが最高」という声とともに、「この歌は、ある意味復活ソング、キメてくれ!」と願う視聴者も。

 期待に応える新生EXILEは、歌詞の通り「熱い光浴び」る、炎の映像を背負いパフォーマンス。息つく暇もない、たたみかけるエナジーは、爆発力に満ち溢れていた。ファンからは「まさに攻め攻めなセトリ」、「変幻自在のEXILE」、「パフォーマーの気合いがすごい」、「名曲が多すぎる」とこれ以上ない讃辞の言葉があふれた。

 ここで、TAKAHIROが「まだまだいけるか!?」と観客に呼び掛け、SHOKICHIも「嫌なことも全部忘れて、これからも限界を突破して、EXILEと一緒に進んでいきましょう!」と力強く先導する。気力も体力も全部投げ打つようなステージは、時間さえ忘れる。気づけば、『No Limit』、『ALL NIGHT LONG』、『Joy-ride ~歓喜のドライブ~』と怒涛のメドレーが始まっていた。パワーを授けるような14名の思いに、視聴者も「ここまでMCなしでノンストップとか、やばい」、「運動量がすごすぎる」、「本気を感じる」と前のめりに鑑賞。後半を迎えても、なお“神曲”ばかりが続くセットリストも圧巻だった。

 本編のラストを飾ったのは、『LOVE OF HISTORY』。平成から令和へと元号が変わり、新たな時代に向かった2019年1月にリリースされた本曲は、改めて2021年への希望を込めたものに聞こえた。ここでは、3ヴォーカルの歌声に乗せて、パフォーマー勢も手を振ったり、アクリル板にサインを書いたりと、リラックスモード。フィナーレの実感が湧いたのか、コメントでは、「あっという間すぎる」、「新生EXILE最高」、「泣けてきた」、「涙が止まらない」と力強いライブをノンストップで続けてくれた彼らへ、敬意と愛の言葉が募った。

 中には、「私の青春EXILE」という言葉もあった。どんなときも、人生の中でEXILEがともにあったこと、誰かの人生に寄り添っているグループであることを痛感させられる。観ている人の数だけ、その人のEXILEストーリーがたゆたい、新生EXILEはまた歴史を紡いでいく。終わらないEXILEの道に「一生ついていきます」、「どんな形になっても一生応援し続けます」という類のコメントが上がるのも、大げさではない、そう思えた。

「最高の、最高の、NEW EXILE」継承・創造・進化を重ねた圧巻のパフォーマンス、新たな歴史の幕開け【ライブレポート】

1年のエネルギーをすべて出し切った、「最高の、最高の、NEW EXILE」が始まる

 本編終了後は、2020年に放送した『LIVE×ONLINE』公演でも初となる、過去ライブのアンコール映像が流れた。「アンコール!アンコール!」という大合唱、隣合う人と連動するウェーブ、フラッグのアピール、光で次々に照らされる客席――。いつかの当たり前が、遠い過去となった。それでも、こうしてつながっていること、明けない夜はないというメッセージとして、視聴者に強く伝わった。

 かきならされるギターサウンドと炎が燃え盛るステージで、アンコールパートがスタート。1曲目は2005年にリリースされたGLAY×EXILEの『SCREAM』。オルタナティブロックな本曲だが、NESMITHのギター、白濱のDJという新しい音がミックスされることで、バンドサウンドとしての力強さを、より一層引き立てた。2ヴォーカルとなったTAKAHIRO&SHOKICHIのヘヴィな歌声が、黒一色の衣装に変化したパフォーマーの闘志を盛り立てる。彼らのヘドバンも、この曲でしか見られない貴重なパフォーマンスだった。

 「今のEXILEに一番合ってる」、「新生EXILEに合いすぎてる」とアレンジに絶賛の声も募りつつ、「またGLAYとコラボしてほしい!」、「ハードで格好いい」、「そうきたか!って感じ」、「今の組み合わせだからできるやつだ」、「すごすぎて言葉が出ない」と、何度も何度も進化を重ねてきたEXILEがパワーアップし続けている、その証となるコメントが相次いだ。

 盛り上がりがピークを迎える中、本公演初のMCタイム。「というわけで、『LIVE×ONLINE』楽しんでますか!?」とTAKAHIROが呼び掛ける。「イエーイ」というパフォーマーたちの声を受けて、「ありがとうございます。『LIVE×ONLINE』EXILE単独で初登場ということで、楽しい時間を過ごしてまいりました。画面の向こうで、たくさんの方々が見て楽しんでいただいていると思います。本当にまた直接、お会いできることを願いながら過ごしました」と笑顔で話した。

「最高の、最高の、NEW EXILE」継承・創造・進化を重ねた圧巻のパフォーマンス、新たな歴史の幕開け【ライブレポート】

 この日、メンバーの思いをけん引するような力強いパフォーマンスを見せていたAKIRAも、「開演前にみんなで話していたんですけど、今年は『LDH PERFECT YEAR』と題して、みんなでお祭りをお届けする予定でした。けど、エンタテインメントもなかなか思うようにお届けできませんでした。そんな1年のエネルギーを、今日、この場ですべて出し切ろうとみんなで誓ったので、皆さんにエネルギーが届いているとうれしいです!」と思いを伝える。コメントでは「エネルギー届いたよ!!」というメッセージが殺到した。

 終わりに、TAKAHIROは「残りわずかになってきました。皆の知っているこの曲で、またみんなで一緒に歌って終われたらと思います。まだまだ元気は残っていますか?!この曲で楽しんでいきましょう!」と曲紹介をすると、聞きなじみのある『Choo Choo TRAIN』のイントロが聞こえる。名物ともいえる、AKIRAを先頭に一列になり、反時計まわりにぐるっと連なるダンスが始まると、視聴者は「きたきた!」、「代表曲だ」、「やっぱこれだね!」、「イエーイ」と大盛り上がり。

 『Choo Choo TRAIN』では、スクリーンにzoomでつないだファンの姿も映し出された。タオルやフラッグなど、思い思いのグッズを身に着け参戦した“FAMILY”の面々に、TAKAHIROは「zoomのみんなも楽しんでいこうぜ!」とメッセージを送る。メンバーも口ずさみながら、ファンに手を振ったり、一緒に画面に収まろうと四苦八苦したり、これ以上ないファンサービス。視聴者も、そんな交流を温かく見守っており「当選した皆さん、おめでとう!」、「メンバーが楽しそうで何より」、「メンバーとファンの一体感いい」と、『LIVE×ONLINE』の特徴を生かした構成に拍手を送っていた。

 歌い終えたTAKAHIROは、「というわけで、本当に、本当にラストの曲になります。みんなの知っているこの曲で、最高の思い出作りましょう!」と『Rising Sun』の曲振りを行った。赤色の背景には白字で大きく「日本を元気に」の文字が躍った。達筆な習字は、TAKAHIROが書いたものだという。自身の決意の字を背負い、NESMITHとSHOKICHIとともに、心を込めて歌い、パフォーマンスする11人を見ると、熱いものがこみ上げる。

「最高の、最高の、NEW EXILE」継承・創造・進化を重ねた圧巻のパフォーマンス、新たな歴史の幕開け【ライブレポート】

 EXILEのアンセムソングとなった『Rising Sun』は、東日本大震災の復興支援を目的とした曲としてリリースされ、歌い継がれてきた。2011年から9年たったこの日、また違った気持ちでこの曲を聴き、勇気づけられることになるとは誰もが思わなかった。様々な思いが視聴者の胸に去来する。「EXILE魂を見せつけてくれて、ありがとう」、「みんなで乗り越えたいです」、「元気をもらえた」、「最高の時間をありがとうございました!」と明日を生きる活力の言葉が並ぶ。最後に、SHOKICHIは、「ありがとうございました。最高の、最高の、NEW EXILEの幕開けになりました。まだまだ僕らの序章なので、これからも楽しみに待っていてほしいです」と挨拶をし、また会う約束をファンと固く交わした。

「最高の、最高の、NEW EXILE」継承・創造・進化を重ねた圧巻のパフォーマンス、新たな歴史の幕開け【ライブレポート】

 エンディングでは、ジャージを着こみ、マスクをして、セットリストや振りの確認をする彼らの準備姿が流れた。EXILEの次には、EXILE THE SECOND、三代目JSB、GENERATIONS、THE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZ、そしてE-girls。これまで行ってきた『LIVE×ONLINE』のリハーサル映像は、貴重な軌跡だ。思えば、『LIVE×ONLINE』が始まったのは、ほんの5か月前。EXILE TRIBEやスタッフが、枯れたエンタテインメントの土を潤そうと、試行錯誤の上、実験的に産み落とし、始まった形態だった。小さな芽は、少しずつ太い幹になり、色鮮やかな緑の葉をたずさえた。育っていく様子をずっと愛でていた、幸運な私たちの心の栄養は満タンだ。

テキスト:赤山恭子

写真:LDH提供

【セットリスト】

RED PHOENIX

24WORLD

DANCE INTO FANTASY

PARTY ALL NIGHT ~STAR OF WISH~

STEP UP

WON'T BE LONG

Heavenly White

ふたつの唇

Ti Amo

ただ…逢いたくて

24karats STAY GOLD

24karats TRIBE OF GOLD

24karats GOLD SOUL

Interlude

Heads or Tails

Touch The Sky feat. Bach Logic

No Limit

ALL NIGHT LONG

Joy-ride ~歓喜のドライブ~

Love of History

SCREAM

Choo Choo TRAIN

Rising Sun

ライブの一部を配信中【EXILE「RED PHOENIX」】(ABEMAプレミアム動画)
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【限定公開】EXILE TRAIN 舞台裏
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