『LIVE×ONLINE COUNTDOWN 2020▶2021“RISING SUN TO THE WORLD”』は、LDHが掲げる「不屈の精神で、陽はまた昇る/2021年、LDHエンタテインメント復活へ/新たな夜明けへのカウントダウンがはじまる/さあ、一緒に、2021年へ」と「RISING SUN TO THE WORLD」の開幕に先駆けたライブ。この日の公演には、EXILE三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBETHE RAMPAGE from EXILE TRIBEFANTASTICS from EXILE TRIBEBALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBEの5組(※VTRのGENERATIONS from EXILE TRIBEを合わせると6組)が参加した。なお、すべて無観客で行われたライブの生配信となり、ABEMA独占で配信された。

オープニングを飾った三代目JSB、ヒット曲連発のセットリストに「カリスマ性の鬼」「盛り上げ上手」

 初の『LIVE×ONLINE』でのカウントダウン。オープニングでは、これまでの各グループの『LIVE×ONLINE』パフォーマンス映像が流れた。約5か月の濃かった日々を視聴者は楽し気に振り返る。「きたー!」、「これ全部今年なんだよね」、「感動する」、「みんなで楽しもうね!」と、これから始まるお祭りへのワクワク・ドキドキも止まらない。事前にタイムテーブルの発表はないため、グループ登場順の予想合戦も同時に始まり、開始前からコメント欄は多いに盛り上がっていた。

 ステージが映されると、EXILEのオリジナルメンバー、松本利夫、EXILE ÜSA、EXILE MAKIDAIの3人が総合司会者として登場する。司会進行は慣れた3人のはずだが、「生放送だから緊張感があるよね」、「カウントダウンはカウントダウンのポイントがあるから」と新鮮な表情で会場を温める。進行にはABEMAの西澤由夏アナウンサーも加わり、ライブパートがスタートした。

 トップバッターは三代目JSBが登場。高めのお立ち台の上に、黒い衣装をまとったNAOTO、小林直己、ELLY、山下健二郎、岩田剛典、今市隆二、登坂広臣の7人が揃う。『J.S.B DREAM』のイントロが流れ、彼らの背後から照明が強めに当たり、後光が射しているようなステージング。一列に並びパフォーマンスをスタートする彼らの姿は、シルエットで「格好よさ」が浮き彫りになる。視聴者も「三代目がトップバッターなんだね!」、「あがる~」、「ありがとうございます!」、「意外すぎる」と狂喜乱舞の声。ひとり、ひとり順番に階段を降りて行き、ステージにたどり着く頃、曲終わりには登坂のシャウトが響いた。

 続く『J.S.B LOVE』では、階段の上に立つヴォーカルふたり、そこからピラミッド状に広がるメンバーが、強度を保ちながらパフォーマンスする。『J.S.B』シリーズが続く、三代目JSBを代表するようなセットリストには、「神曲連発!」、「三代目最高」、「カリスマ性の鬼」、「シリーズ全部やってほしい」とファンを大いに喜ばせた。難曲の『J.S.B LOVE』だが、信頼に満ちた高音と繰り出されるダンスパートで仕留め、三代目JSBパフォーマンスのプライドを感じさせた。

 今市の「カウントダウンライブ、皆さん、2020年最高の締めくくりにしましょう!準備はできてますか!?」という力強い挨拶の後、始まったのは『Yes we are』。“歓喜の歌”の本曲、前向きで明るい気分をもたらしてくれる、暮れと始まりにぴったりの1曲だ。サビの「La,la,la,la,la」と「hey」の掛け声のタイミングでは、コメント欄もこの2フレーズで埋まる。決め決めのスタイルだった『J.S.B』シリーズとは少し異なる、柔和な表情でパフォーマンスを続けるメンバー。間奏に入る前には、登坂がカメラ目線で指をさすファンサービスも行ってみせ、登坂ファンから「色っぽさ最高!」、「目が合った~」、「たまらない」と黄色い悲鳴が止まらなかった。

 続けて披露されたのは、小林が振りつけた「ドライブダンス」でおなじみの『Movin'on』。視聴者が画面の前でノリノリになれるような、そんな心使いを感じるヒットナンバーのセットリストに、コメント欄も「ノンストップでやばい」、「このセトリは盛り上がる~」、「一緒に踊っちゃう」、「やっぱり三代目、自然と笑顔になる」と、ドライブダンスに興じているようだった。また、24日に行われた『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER 三代目 J SOUL BROTHERS ~Xmas party~』でもリスト入りしていた『SCARLET』がここでも披露された。

 「皆さん、一緒に踊りましょう!」と今市の呼びかけからスタートしたのは『Summer Madness』。レーザーが眩しく射す中、7人がラインに立って踊った。大ヒット曲『R.Y.U.S.E.I.』に入るときには、青い照明にライトが変わる。なじみ曲のオンパレードに、「最高すぎる」、「踊りまくりで楽しい!」、「『R.Y.U.S.E.I.』までやっちゃうの!?」、「こんなにやってくれるなんて最高の年末!」と視聴者もコメント欄で騒いだ。全員で踊る「ランニングマン」の場面では、「ここめっちゃ好き!」、「子どもたちも踊ってます」と盛り上がり、「やっぱり三代目はすごいな」という言葉がずらりと並んだ。

 三代目JSBを締めくくる曲は『O.R.I.O.N.』となり、「これが三代目のラストの曲です。いいスタートを切れるよう、皆さん、ラスト盛り上がっていきましょう!準備できてますか?」と今市がさらに視聴者を煽った。軽やかに歌い出し、サビの「Just say yeah yeah」では視聴者もコメントで大合唱。これまでの『LIVE×ONLINE』の成果と言えるだろう、コール&レスポンスも、ばっちり行えていた。オンラインという壁を感じさせない三代目JSBのパフォーマンスは「盛り上げ上手!」という言葉に集約される通りで、最高のオープニングを飾ってくれた。

 会場のボルテージを一気にあげた三代目JSB、終演後、今市は「久しぶりのトップバッターで、次につながるよう精一杯盛り上げました。2020年、多くの方に本当に支えられたので、感謝の気持ちをもってステージに上がりました」と笑顔で話した。およそ半年間行ってきた『LIVE×ONLINE』について、小林は「11月10日、10周年の日に『LIVE×ONLINE』をやって、全国の皆さんと感動的な時間を作れたのが、すごく思い出に残ってます」と振り返る。

 2020年は三代目JSBにとって10周年を迎えたメモリアルな年だった。NAOTOは、「10周年をひっさげて、今年はライブをたくさんやる予定でしたが、1年ずらして来年を10周年イヤーとして、がっつりライブをやったり、直接会える機会を増やしていきたいです」と2021年の抱負に変えた。登坂も「来年の1年間を改めて10周年として、たくさんのエンタテインメントを準備しています。2021年はファンの皆さんと一緒に過ごせる時間と感謝を伝えていきたいと思っています」と、温かいメッセージをファンに向けて送っていた。

脱帽のダンススキル&パフォーマンス、FANTASTICSのステージに視聴者も“笑顔”に

 三代目JSBの盛り上がりを受け、ネクストグループはFANTASTICS。ロースモークがたかれるステージにて、世界、佐藤大樹、澤本夏輝、瀬口黎弥、堀夏喜、木村慧人、八木勇征、中島颯太が花柄をあしらった衣装で登場。流れた曲は『Hey,darlin'』。恋の始まりを描きながらも、大人ムードが漂う本曲では、はかなげな表情で歌うヴォーカルふたりの透き通るような声が印象的だ。

 2番になると、パフォーマーひとりずつにスポットが当たり、ダンスの見せ場にもなった。普段の天真爛漫なイメージの彼らとは違い、丁寧で繊細な踊りを見せるパフォーマーの姿に「みんな体が軽い…」、「すごく美」、「いつものファンタとのギャップにやられてる!」と、視聴者は次々に陥落していた。

 「『LIVE×ONLINE』2020年ラスト、盛り上がっていきましょう!」と八木が呼び掛けると、『High Fever』のイントロが流れた。FANTASTICSによる初主演ドラマ『マネキン・ナイト・フィーバー』の主題歌で、煌びやかさと熱気が同居するエレクトロポップをベースにした、どこか懐かしさを感じる曲。ステージもディスコ調の四角い光を散りばめた床に変わり、メンバーを盛り上げた。

 中島が、「続いてはFANTASTICSのデビュー曲です。知っている方は一緒に」と『OVER DRIVE』の曲紹介をした。スピード感と躍動感が込められたダンスチューン、パフォーマーもキレのよいダイナミックなダンスを見せる。そう、FANTASTICSの特徴といえば、名だたるLDHグループの中でも、ひと際揃っているダンス。コメントでも「ファンタといえば、このダンス!」、「さすが世界さん、振りが細かい~」、「ダンススキルが高い…」と脱帽の声が多く上がった。

 盛り上がりはそのまま、ライブの定番曲『CANNONBALL』へ。ダンサブルなナンバーに、中島は「一緒にタオルを回して盛り上がっていきましょう!」と視聴者に微笑みかける。メンバーが2人1組になり、にぎやかパフォーマンスをするパートでは、澤本&堀が楽し気にふたりで踊り、佐藤&木村が元気いっぱいにジャンプ!そして八木の下で瀬口が腕立てを何回もし、世界&中島が見つめ合った。ファンからも大人気の本パート、それぞれの“わちゃわちゃパフォーマンス”前、特に注目が集まったのは八木&瀬口組。「ゆせれや、くる!?」、「腕立てしますか?」、と期待のコメントが続き、応えるように瀬口が豪快な腕立て伏せをした後は、「黎弥、毎回ありがとう!」、「のりのり黎弥くん」、「安定の腕立て」、「超面白い!」とダイナミックな瀬口に、コメント欄が沸いていた。

 ラストを飾った曲は『Flying Fish』。八木が「この曲で最後になります、皆さんで一緒に歌って踊りましょう!」と言うと、全員でクラップした。爽快感あふれるナンバーに、ファンも「爽やか~」、「この歌好き」、「最後はやっぱりこれ!」、「やっぱり楽しい」、「もっと見たい」とアンコールのリクエストまで飛ぶ。FANTASTICSが持つフレッシュな雰囲気に魅せられた視聴者も多く、「FANTASTICSを見てると、つられて笑顔になる」というコメントも見られた。そして、全5曲に込めたパワフルなステージを終えた。

 ライブの感想をMCに聞かれると、中島は「2020年ラストで貴重な日に、『LIVE×ONLINE』で皆さんとつながれて幸せでした」と、うれしそうに答える。八木も「画面越しなので、熱量や気迫を常に届けるように意識していました」と込めた想いを語る。2021年のFANTASTICSの活動について、リーダーの佐藤は「2020年、本当はアリーナツアー予定だったので、できなかった悔しさをばねにして、もっとひとりひとりに僕たちを知ってもらえるように突き進んでいきたいと思います!」と気合いを入れていた。

LDH最年少グループ・BALLISTIK BOYZの煌めく存在感&肝の据わったパフォーマンスに魅せられて

 次のグループ発表で、「BALLISTIK BOYZ」の文字が打ち出されると、視聴者からは「バリだ!!」、「初めて見るから楽しみ」と開演前から期待のコメントが連なった。真っ赤に燃え盛る太陽の映像をバックに、白い衣装の日髙竜太、加納嘉将、海沼流星、深堀未来、奥田力也、松井利樹、砂田将宏が現れる。1曲目は、BALLISTIK BOYZ の「自分が信じるものを追求する」強いメッセージが込められた『ANTI-HERO'S』。LDH最年少グループながら、臆さず堂々とパフォーマンスする7人の姿に、「肝の据わったパフォーマンス、好きだ」、「この若さとパワーがいい!」、「イケイケのレベルが違う」と視聴者も新たな群雄割拠に盛り上がる。

 背後のスクリーンにMVも映し出される演出が楽しい『テンハネ -1000%-』は、彼らのデビュー曲。メンバー全員がマイクを持つBALLISTIK BOYZならではの、ミックスされたパワフルな歌唱が楽しめる。決意みなぎるたたずまいに、既存ファン以外からも賞賛の声が寄せられ、「三代目ファンですけど、みんながマイクを持って踊れるのは格好いいね!」、「初めて見たけどBALLISTIK BOYZいいじゃん!」、「ハマりそう」とコメント欄では、ファン同士の温かな交流も見られた。

 そして、レーザーの光を浴びながら『Make U a believer』が始まる。ヴォーカルパートとラップパートが絡み合う構成に「めっちゃうまいし、盛り上がる」、「みんな、声いいな~」と視聴者もBALLISTIK BOYZの世界観を堪能。続く『Front Burner』の力強さは、照明の激しい光もともない、勢いがマックスに。「これが最年少グループとは、LDH強すぎる…」、「どのグループもよさがあって最高」と、色が異なるグループの楽しさに目覚める声は、これまで出会ったことのなかったグループの魅力を知ることができる、『COUNTDOWN 2020▶2021』のストロングポイントとなった。

 ラストの曲となった『SUMMER HYPE』では、メンバー全員でスイカ型ビーチボールやデッキチェアなどが置いてある、明るいステージ空間に移動。BALLISTIK BOYZの曲の中でも、屈指の爽やか&盛り上げソングである『SUMMER HYPE』に、「この夏めっちゃ聞いた曲!」、「冬でもサマハイ~」、「寒い今もあたたかく感じそう」と視聴者のテンションも上がる。階段に全員で座り、仲良く歌唱する姿に「全員クオリティがすごいわ」、「個人が多彩だよね」、「みんな歌声がいいなあ」というコメントも寄せられた。隙のないパフォーマンスは、一層ファンを増やしそうだった。

 終演後、日髙は「2020年を締めくくるライブとして、自分たちらしく最高のパフォーマンスをやり切りました!」と充足感を見せた。砂田も「自分たちの武器や、BALLISTIK BOYZらしさを追求できるライブになったんじゃないかな、と思います」と笑顔を残す。2021年の抱負については、松井が「2020年は初めてのツアーが中止になったりして、悔しい思いをしました。なので、2021年こそは、全国の皆さんにたくさん会いにいって、自分たちの思いを直接伝えていきたいと思います!」とファンに心強いメッセージを送っていた。

パワフルからエモーショナル、セクシーまで…無限の可能性を秘めたTHE RAMPAGE

 松本の「元気爆発でお願いします!」という紹介の後、登場したのはTHE RAMPAGE。画面が瞬時にモノクロに切り替わり、車のエンジンをかけるSEが聞こえ、『FAST LANE』が始まった。LIKIYA、陣、RIKU、神谷健太、与那嶺瑠唯、山本彰吾、川村壱馬、吉野北人、岩谷翔吾、浦川翔平、藤原樹、武知海青、長谷川慎、龍、鈴木昂秀、後藤拓磨と16人という屈指の大所帯が思い思いに立つ画は強く、「存在が格好いい」、「いい感じに暴れまくれ!!」と視聴者も荒ぶってみせた。熱量に満ちたヒップホップテイスト満載の『FAST LANE』では、RIKU&川村&吉野という3ヴォーカルの歌声が混ざり合う。「スリボ」の愛称で知られる3人の美声に、視聴者は「スリボ最強」、「最高」、「格好いい声で、目も耳も幸せ」と早くも絶賛が相次いだ。

 2曲目からは『THROW YA FIST』、『FIRED UP』、『The Typhoon Eye』とアップテンポなチューンがメドレーの形で、立て続けにパフォーマンスされる。川村は、「皆さん、ぶちあがる準備できてますか?」と言うと、コメント欄には「準備できている」という合図の、握り拳の絵文字が次々と連なる。モノクロからカラーになり、16人の気迫あふれる姿が素早く切り替わるカメラワークのもと、次々と映し出された。

 「大人数ならではのパフォーマンス、すごく好き」、「胸が苦しい」、「オラオラ過剰摂取中」、「ランペファン、熱いな!」とコメントも加速。ノリノリの選曲には「メンバーもテンション上がってるね」と指摘する声もあった。THE RAMPAGEの『LIVE×ONLINE』初見組からは「初めて聞いたけど格好いい!」と、熱がありながらもイノセンスのきらめきに満ちたステージに感嘆するコメントも。

 雰囲気は一転、スリリングでダークなナンバー『FEARS』へ。青と紫、ピンクの光が怪しく混ざり合うステージでは、スモークも薄くたかれ、曲の世界観にそのまま連れて行かれるようだ。雰囲気を作り上げる16人の息の合った様子には、「美しい」、「ランペの演出レベチ」と、うっとりするコメントが数多く寄せられた。

 その後は、モノクロでメンバーの切ない表情の映像が挟まれた。こちらは『INVISIBLE LOVE』のMVからのセレクトとなり、貴重な“大人ランペ”が見られた。エモーショナルなラブ・バラードの『INVISIBLE LOVE』において、パフォーマンスではセクシーなダンスも見どころ。ホワイトから徐々に強く発光するピンクの色みに切り替わり、内面に潜む激しい愛を醸す演出には、「好きすぎる」、「ダンスが本当にセクシー」、「感情のこもったダンス、好き」、「バラードで一番好きかも」と、ファンも悶絶していた。

 「それでは続いて、この新曲で楽しんでいきましょう」と川村が紹介した『ESCAPE』は、リラックスムードも感じる明るい楽曲。全員がステージの階段に腰かけ、笑顔を広げた。与那嶺が担当した振りつけは、「かわいい」、「ほっこりする~」、「大好き」と視聴者に大好評で、「心地よい曲」とムードに浸っていた。曲の終盤では、16名全員が一列に並んでパフォーマンスする場面も。続く『Dream On』でも全員のキラキラした笑顔が印象的で、視聴者も「みんなの表情が素敵~」、「曲のふり幅がすごい!」、「曲によって全然雰囲気が変わるね」と、THE RAMPAGEの引き出しの多さも見せつける。

 ラストパフォーマンスとなった曲は、『SWAG&PRIDE』。川村が「最後はこの曲で、皆さん一緒にぶちあがっていきましょう、まだまだ元気残ってますか!?」と煽り、聞きなじみのあるイントロが流れる。すべての力を出し切るような気迫のパフォーマンスには、ファンの「テンション爆上げ!」、「ハイローで好きな曲!」、「最高です、ありがとうございます」という強いコメントが引き出された。最後はフェンス越しに川村が歌い、その後、一礼をしてTHE RAMPAGEパートが終演した。

 司会の3人から「パワフルだな~!」と気合いの入ったステージを称えられたTHE RAMPAGE。RIKUは「EXILE TRIBEでのライブが1年ぶりで、僕らも気合いが入っていました。持ってるパワーを全部出し切ることが、皆さんの元気につながると信じてパフォーマンスしました。悔いはなし、といったところです!」と、全9曲について振り返った。吉野も、「僕らアーティストは、ライブやファンの皆さまありきで活動できているので、『LIVE×ONLINE』を通して、改めて皆さまに支えられてるなと思いました」と、ファンに感謝の言葉を送る。

 2021年に活動について聞かれると、川村は「2020年はすごく皆さんに支えられた年だったので、21年は恩返しというか。もらってばかりなので、お返ししていけるように、日本を元気にしていけるように頑張っていけたらと思います」と心を込めた。THE RAMPAGEのますますの飛躍を期待したい。

新生EXILE、圧倒的なパフォーマンスに視聴者熱狂「EXILEは永遠不滅」

 2020年も残すところ、わずか1時間となった。ここで登場したのがEXILE。TAKAHIROの「『LIVE×ONLINE』、楽しんでますか?ここからはEXILEと盛り上がっていきましょう!」という掛け声とともに始まったのは、『Heads or Tails』。光と炎の最大値の演出に煽られ、視聴者も「この曲好き!」、「しょっぱながこれか!」、「やっぱりEXILEは強い」、「圧倒的」と一気に高まった。

 TAKAHIRO、EXILE NESMITH、EXILE SHOKICHIの輝きに満ちたボイス、EXILE AKIRA、橘ケンチ、黒木啓司、EXILE TETSUYA、EXILE NAOTO、小林直己、岩田剛典、世界、佐藤大樹のはじけるパフォーマンス(※この日、白濱亜嵐、関口メンディーは不在)という新生EXILEの取り合わせ。初めてパフォーマンスを見た視聴者からは、「EXILEを見ると震える」、「貫禄がすごい」、「テンションが上がりっぱなし!」、「色気もやばい」、「EXILEは永遠不滅」、「王者感がすごい」と、のけぞるコメントも。

 2曲目からは『24karats』シリーズのメドレーとなり、『24karats STAY GOLD』、『24karats TRIBE OF GOLD』、『24karats GOLD SOUL』のパワー系3曲が立て続けにパフォーマンスされた。SHOKICHIが「騒げ!!」とシャウトし、パフォーマーのパワーが爆発する。岩田がダンスで煽るような仕草をすると、三代目JSBとはまた異なる動きと表情に、「オラオラのがんちゃんも大好き!」と支持する声援が飛んでいた。

 『DANCE INTO FANTASY』では、ディスコティックなレーザーの光を浴び、メンバー全員が楽しそうにパフォーマンス。激しい踊りも、セクシーなダンスも、その場を和ませることのできる踊りも、EXILEの実力は変幻自在。ファンならずとも視聴者全員が魅せられ、「後輩が憧れる理由がわかる」、「兄貴たち強い」、「エネルギーすごすぎる」、「突然EXILEのファンになった初心者なので、刺激強すぎて死んでしまう」と様々な感想が飛び交っていた。本曲の見どころ、全員が一列に並んでのキュートなダンスのシーンでは、「みんな、いい顔してる」、「けいじさんが洒脱でずるい!」、「目の保養になります」と視聴者が思いのたけをぶちまけていた。

 TAKAHIROが、「というわけで2020年ラスト、もっともっと楽しんでいきましょう!」と言い、SHOKICHIも「カウントまであと少し、さらにあげてくぞ!」と声をかけ、『I Wish For You』がスタート。第52回日本レコード大賞を受賞した大ヒット曲のパフォーマンスに、「大好きな曲」、「やっぱり最高」というコメントが並ぶ。ここでは2画面でメンバーの表情をよく映す構成となった。続く『WON'T BE LONG』では、TAKAHIROがウインクをしながら歌ったり、橘がセクシーな限りのパフォーマンスをしたりと、色彩豊かな変化が見られた。曲のラストでは、ヴォーカル3人がカメラに寄って歌い、パフォーマーが切れのいいダンスで締める。

 「2021年が近づいております!」とSHOKICHIがテンションの高いコメントをすると、『PARTY ALL NIGHT』が流れ出した。新年を迎えるにぴったりのパーティ・ソング。コメント欄でも「イエーイ!」、「これぞ年越しソング!」と、今聞きたかったという気持ちを募らせた声が相次ぐ。円になったメンバーがカメラに向かい、エアーハイタッチを装うファンサービスを展開すると、「みんな素敵すぎる」、「LDHで締めくくれる最高の1年!」とお祭り感は最高潮に。

 TAKAHIROが「2021年、もっともっといい波作っていこうぜ」と語り掛け、SHOKICHIが「今年たくさんの困難がありました。それでも最後は、笑顔でハッピーに締めくくりましょう!準備はいいですか?」とラストスパートに向けて、駆け抜ける準備をする。宇宙の背景に切り替わり、美しい銀河でEXILEが舞うように見えた『Joy-ride ~歓喜のドライブ~』では、全員がタオルを持ち、振り回しながらのパフォーマンスとなった。ファンからも「全力でタオルを振り回してます!」、「元気になる」、「やっぱりEXILEはライブが盛り上がるね!」と一体感が生まれていた。

 盛り上がりも一段落すると、『LOVE OF HISTORY』のイントロが流れ、聴かせる歌にシフト。胸を揺さぶるセットリストには、「全部いい曲すぎる」、「最高の年明けを迎えられそう」、「豪華感がすごい」と大満足の声がコメント欄を埋め尽くした。感動的な歌に乗せて、EXILEが一列になって盛り上げる姿には、「毎回泣いちゃう」、「EXILEは多幸感であふれるね」、「見ているだけで幸せ」と心が浄化されるようなコメントが、次々と投稿された。

オリジナルメンバーも参加!EXILE TRIBE全員での『Choo Choo TRAIN』&『Ki・mi・ni・mu・chu』

 TAKAHIROが「ありがとうございます!2020年ラストは、MATSUさん、ÜSAさん、MAKIDAIさんも一緒に、この曲で、もっともっと楽しんでいきましょう!」と言い終わると、『Choo Choo TRAIN』のイントロが流れた。松本、ÜSA、MAKIDAIを先頭に3列になったEXILEが、ロールダンスを披露。オリジナルメンバーの登壇に、視聴者は騒然となり、「わー!!!」、「きた!!!」、「オリメンやばい!」、「最高です」とコメントが並ぶ。また、今やグループをけん引する存在のAKIRAが、もともと彼らの後輩として加入したことを想起させる、無邪気な笑顔を広げたことをファンは見逃さない。「AKIRAが末っ子の表情してる!」、「AKIRAがうれしそうで、うれしい…」とファンからは熱いコメントが殺到した。

 そして、2番からは三代目JSBとTHE RAMPAGE、FANTASTICS、BALLISTIK BOYZも登場。メインパートを今市と登坂が歌い、ハーモニーを各グループのヴォーカルチームが担当し、パフォーマーが全員で曲を盛り上げる。三代目JSBとJr.EXILEという夢の競演に、視聴者は「勢ぞろいだ!」、「ここでくるの最高」、「おいおい聞いてないぞ、最高だろ」、「贅沢すぎて幸せ」と、うっとり。最後はオールキャストでのパフォーマンスとなり、「キッズから踊ってるメンバーがEXILEと一緒にやるとか、エモすぎる」と感激に浸るファンも多く見られた。

 TAKAHIROの「まだまだ皆さんいけますか!」という言葉をきっかけに、2020年ラストパフォーマンスの『Ki・mi・ni・mu・chu』がスタート。乾杯ソングとしても知られる本曲、ここでは「LDH PERFECT YEAR 2020」開催を記念して作られた、LDH発のレモンサワー「LEMON SOUR SQUAD from NAKAMEGURO」のタワーがお目見え。メンバーが思い思いに手に取ったり、乾杯する振りをしたり、床に投影された「LEMON SOUR SQUAD from NAKAMEGURO」の巨大画にねそべってみたりと、わちゃわちゃが散見された。1番目はEXILEが、2番目は三代目JSBが歌い、最後はみんなで大合唱と、TRIBEならではの絡みも見どころだった。

 2020年も残りわずかとなったタイミングでMCタイムに突入。全員で行ったパフォーマンスについて話題がのぼると、松本は「昨年に引き続き、今年も皆さんとパフォーマンスできて本当に幸せに思います。ありがとうございました」と感慨深げ。ÜSAも「今日は司会者として間近で皆のパフォーマンスを見て、めちゃくちゃパワーをもらっていたので、2020年最後にみんなでパフォーマンスを届けられて幸せでした」と満面の笑み。

 全12曲をパフォーマンスし、圧巻のステージを見せたEXILE。歌唱でメンバーを引っ張ったSHOKICHIは、「今年は本当に大変なことがたくさんあったので、少しでも最後はみんな笑顔でハッピーに終われたら、という思いでパフォーマンスしました。今日ひとりで観ている人もいると思う。いろいろな感情を、幸せで塗り替えられたらと思いました」と、想いを伝えた。

 EXILEは2021年で20周年に突入する。これまでの活動を振り返ったTAKAHIROは、「僕も加入した一員として、これまでの歴史を重んじながら、これからもEXILEの名に恥じない活動をしていきたいですし、ドンドン輝かせていきたいです」と話した。AKIRAも「20年という長い歴史の中で、これだけのたくさんの仲間と出会ったし、ひとりひとりにもEXILEのルーツがあるので、みんなにも歌を語り継いでいってほしいなと思った。それぞれの世代でみんなが輝いているので、2021年、たくさんのプロジェクトができるのではと思っています」と未来への希望を語った。

 2021年まで残り2分とカウントダウンを切り、新年へのワクワクが募る中、松本は「やり残したこと、言い残したこと、ないですか?」と今市に振る。今市は「ないですね!」とニコニコ。続いて振られたTETSUYAは、「丑年なので、モウ、頑張ります」とギャグで返す。山下も乗っかり、「僕も年明けから年男なんですよ。モウ、我慢できない!」と盛り上げた。最後に、佐藤が「EXILEという元号を作りたいと思います!」と言い切ったところで、2021年に突入。「あけましておめでとう~!」と、全員が晴れやかに言い合った。

 2021年の歌い初めは三代目JSBの『RISING SOUL』。MVと同じ赤いスーツとハットで決めた7人が並び、パフォーマンスが始まる。視聴者からは「最高の終わりと始まり!」というコメントが飛んだ。『RISING SOUL』は、デビューからの軌跡と「日本を元気に」をテーマとして継承してきた魂を太陽にたとえ、蒼い炎で再燃させる想いが込められたエレクトロ・ポップ・ソング。高速クラブステップも披露し、華やかに2021年のスタートを切った。視聴者からも「今年もLDHについていきます」、「振り付け大好き」、「三代目は最強のエンターテイナー」、「三代目最高」と大満足のコメントが並んだ。

 2曲目は、Jr.EXILE による『WAY TO THE GLORY』がVTRで放送された。数原龍友が「カウントダウンライブをご覧の皆さん、新年あけましておめでとうございます!Jr.EXILEです、盛り上がっていきましょう!」と呼びかけ、全員が黒いスーツで登場。GENERATIONSもともにパフォーマンスするという、うれしいサプライズに、「Jr.EXILEうれしい!」、「GENERATIONSだ、ありがとう」と歓喜のコメントが踊った。

 『WAY TO THE GLORY』は、「日本を元気に。そして、日本の元気で、世界を元気に。」のテーマのもと、カラーの違う4グループが集結し、制作した楽曲。爽快感とパワーに満ち、新しい時代の訪れを感じることができる1曲だ。1番が終わり、2番になると、各グループが混ざり合ってのパフォーマンスに。MVと同じ組み合わせと踊りにファンは興奮し、「バラバラのところ好き!」、「MVの再現だ、うれしい」、「2021年早々最高すぎる」と、Jr.EXILEの勢いを堪能していた。

 3曲目はEXILEが『RED PHOENIX』をパフォーマンス。SHOKICHIのドラムス、NESMITHのギターから始まり、新生EXILEの新しいフォーメーションを楽しむことのできる本曲。エンタテインメントの復活を願い、世の中に不死鳥のごとく羽ばたき熱狂を取り戻し、未来を切り拓いていく願いが込められている。赤く輝く照明、炎が燃えさかる演出に負けない力強いパフォーマンスを12名が行った。おそらく何度もMVを見たりしているだろう、ファンにはおなじみとなった『RED PHOENIX』の光景なだけに、「何回見ても格好いい」、「兄貴たち最高!」、「まじで熱い」と、気合いの入ったメッセージが次々に寄せられた。さらには、「自分たちも燃えている」という意味に受け取れる、炎の絵文字の勢いも止まらなかった。

 パフォーマンスを終えると、TAKAHIROが「ありがとうございます!いやあ、一球入魂、燃えましたね!カウントダウンライブ、たくさんの方々にご覧いただき、素敵な年越しができてうれしく思います。いつもありがとうございます!」と多くのコメントに応えるように挨拶をする。「最後の曲になってしまいますが、いい年になるのを願いながら、皆さんの知っているこの曲で盛り上がっていきたいと思います!まだまだ楽しんでいきましょう!」。

 「日本を元気に」と大きく書かれた文字が映し出されると、『RISING SUN』のイントロが流れる。EXILE TRIBEが一丸となって届ける今曲は、いわずと知れたEXILEによる応援ソング。明けない夜はないと信じて、陽はまたのぼっていくという、力強く気持ちを前向きに支えてくれる、沈みがちな今だからこそ直球に心に届く歌だ。

 1番はEXILEとともにTHE RAMPAGEが、2番に入ると、三代目JSBがメインパートを担当し、FANTASTICSとBALLISTIK BOYZがパフォーマンスで支えた。ラストはEXILEを中心に、TRIBE全員で『RISING SUN』をパフォーマンスし、TAKAHIROが「皆さん、ありがとうございました!また会いましょう!最高の1年になりますように!」と笑顔で語りかけた。視聴者からは「最高の幕開けをありがとう」、「皆さんのおかげでいつも幸せです!」、「大好きです!」、「本当に心が込められているのが伝わる」と、およそ4時間近くライブを行ってきたTRIBEメンバーへの感謝のコメントが相次いだ。そして、「きっとまた陽はのぼると信じています」というコメントもあった。2021年、彼らがまた希望として輝き、道しるべとなってくれそうだ。

テキスト:赤山恭子

写真:LDH提供

【セットリスト】

J.S.B. DREAM

J.S.B. LOVE

Yes we are

Movin' on

SCARLET

Summer Madness

R.Y.U.S.E.I.

O.R.I.O.N.

Hey,darlin'

High Fever

OVER DRIVE

CANNONBALL

Flying Fish

ANTI-HERO'S

テンハネ -1000%-

Make U a believer

Front Burner

SUMMER HYPE

FAST LANE

THROW YA FIST

FIRED UP

The Typhoon Eye

FEARS

INVISIBLE LOVE

ESCAPE

Dream On

SWAG & PRIDE

Heads or Tails

24karats STAY GOLD

24karats TRIBE OF GOLD

24karats GOLD SOUL

DANCE INTO FANTASY

I Wish For You 

WON'T BE LONG

PARTY ALL NIGHT

Joy-ride ~歓喜のドライブ~

LOVE OF HISTORY

Choo Choo TRAIN

Ki・mi・ni・mu・chu

RISING SOUL

WAY TO THE GLORY

RED PHOENIX

RISING SUN

ライブの一部を配信中【カウントダウン「RISING SOUL」】
ライブの一部を配信中【カウントダウン「RISING SOUL」】
ABEMA
EXILE「RED PHOENIX」
EXILE「RED PHOENIX」
ABEMA
三代目 J SOUL BROTHERS 配信情報
三代目 J SOUL BROTHERS 配信情報
 
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