また、年末に向けては、LDH JAPANによる有料配信ライブ『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』が、12月22日(火)~29日(火)まで、全7公演開催される。「現状を打ち破り限界を超えていこう/ボーダーを超えていく/RISING SUNの光を力に変えて世界へ届けよう」と、きたる2021年への力強いスタートダッシュへの想いも込められた本公演タイトルのもと、THE RAMPAGEは22日、トップバッターを飾る。

▶12月22日(火) 20:00 ~「LIVE×ONLINE」THE RAMPAGE、購入&詳細ページ

 2020年は、アーティストにとっても辛酸を嘗める1年だった。だが、THE RAMPAGEのパフォーマー・岩谷翔吾と浦川翔平は心の充電をフルに、力強く前を向いていた。インタビューで届けたい。

“踊らない”『MY PRAYER』MVの秘話を翔吾&翔平が語る

――新曲『MY PRAYER』のリリース、おめでとうございます。岩谷さんと浦川さん、パフォーマーサイドから感じる、この曲の聴きどころはどこになりますか?

浦川: ありがとうございます!歌詞に「純愛」を落とし込んでいるので、皆さんひとりひとりのいろいろな人生や、自分の過去と照らし合わせて聴ける曲だと思います。自分が応援しているメンバーを思い浮かべて聴いてもよし!ですし、いろいろなシチュエーションで聴けますね。あと…、自分、TikTokをやらせていただいているんですけど、スローモーションで動画を撮って、それに(曲を)載せると全部エモくなっちゃう、というのを提唱していまして…。この曲は歌詞もですけど、トラックもすごくエモいじゃないですか。なので、ぜひスローモーションの動画に『MY PRAYER』を載せて、TikTok投稿してほしいです!

岩谷: そうだね(笑)。THE RAMPAGEとしては、どバラードのシングルリリースは初めてなんです。自分たちらしく「ただの恋愛ソング」ではなく、MVもタイムリミットをテーマにした作りになっています。タイムリミット=人生の時間は無限にあるわけではないので、後悔しないように思いを伝える、という意味も込められている楽曲です。翔平の言うように、恋愛ソングとしても聴いてほしいですし、「思いを伝えたい」とか「後悔したくない」という方の背中を押す1曲にもなっているのかな、と思います。

――おっしゃるように、MVも非常に話題になっていますよね。

浦川: ありがたいですね!踊っていないので、珍しいんですよ、エモいんです!

岩谷: 踊らないのもありますし、この曲はABEMAさんの『恋ステ(恋する週末ホームステイ)』の主題歌ということもあるので、中高生に当てはまるシチュエーションをMVで表現したくて、監督とも話し合いました。「中高生がデートで行くところはどこだろう?」と連想して、カフェや図書館、Miyashita Parkとか、今風なスポットで、ひとりひとりシチュエーションをつけてMVを撮ったんです。

――それぞれにフォーカスが当たっていますが、シチュエーションや設定はどう振り分けられていったんですか?

岩谷: シチュエーションはスタッフさんサイドで振り分けてくださったんですけど、そこでの演技はフリースタイルでした。

浦川: 「自由にやってもらおう」という感じでしたね。

岩谷: 翔平が、なぜバスの中で泣いていたのかは…僕は逆に知りたかったけどね(笑)。

浦川: 「秘話を教えてほしい」みたいな感じですか!?!?

岩谷: え、秘話…うん(笑)。

――では、浦川さんのMVの撮影秘話をお願いできますか?

浦川: もともと監督から、「泣くっしょ?」という煽りを冗談半分で受けていたんです。自分はバスの中のシチュエーションだったんですけど、水族館の近くで撮っていて。水族館で撮影していたメンバーの藤原樹が入れ替わりで来たとき、「俺は泣いたよ」みたいなことを言ってきて…、つまり、挑発してきやがって!!!

岩谷: (笑)。

浦川: 「お前が泣いたなら、俺もできる!」という対抗心が出てきちゃったんです(笑)。それが理由で、なぜか泣けました。対抗心だけで…。

岩谷: 役作りというか、ストーリー的なのはないの?

浦川: …愛する人がいると仮定して、このままじっとしていたら、二度と会えなくなっちゃうから、空港に向かっている…ような設定を作っていました。「俺が行かなかったら二度と会えない、カナダに飛んじゃう」みたいなイメージがありましたね。…なぜカナダなのかは深堀りしないでください(笑)。

――はい(笑)。設定をしたら、自然とこみあげてくるものもあったんですか?

浦川: そうですね。でも、曲のよさもあると思うんです。バスの中では『MY PRAYER』をかけてもらっていたんです。「すげえいい曲やな…」と思ったら、涙がぽろっと出てきましたね。気持ちと曲がマッチしちゃいました。

――心に沁み入る曲ですよね。岩谷さんのMV秘話も、お願いできますか?

岩谷: 僕の秘話は…最後、みんなが気持ちを込めて、思いを届けるために走るシーンが出てくるんです。もれなく僕も走ったんですね。それが…翔平、どれくらい走った?

浦川: シャトルランくらい。バスから出てちょっと、20メートルくらい。

岩谷: だよね。基本みんなそれくらいなんですけど、僕だけ200~300メートルくらい走ったんですよ(笑)。しかも3本くらい。

浦川: え、そんなに!?

岩谷: そう思うよね!?最初に走ったとき、「もっと必死さがほしい」と言われたんですけど、距離が長いから加減しながら走っていたんです。それで合計600メートルくらい走ったので…、踊るよりもきつかったです(苦笑)。まさかそんな走ると意気込んで来ていないから、ブーツなのもあって、きつかったですね(笑)。

『LIVE×ONLINE』最新情報、「1曲目から腰を抜かすかもしれない」「歴史がわかる」

――22日の『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』では、初の生『MY PRAYER』が拝めたりもしますか?

浦川: 皆さまのご想像にお任せします!!披露するとしたらパフォーマンスするのか、ヴォーカルだけで出るのかも含め、皆さまの想像力を働かせてください!楽しみにしてもらいたいです。

――今、絶賛リハーサル中ですよね。お話できる範囲で、計画していることを教えてもらえませんか?

岩谷: そうですね…1曲目から、びっくりすると思います。

浦川: 確かに、1曲目から今回は雰囲気が違います。

岩谷: 今までのTHE RAMPAGEだと思って観ている方は、腰を抜かすかもしれません。「そっちくる!?」、「そうくる!?」って!今までの『LIVE×ONLINE』とは違う形なので、楽しみにしていただきたいです。

浦川: そう、今までこのやり方は、やったことないですね!コンセプトじみた感じかもしれないです。「12月22日なら、そうだよね」…という、匂わせです(笑)。

――オープニングから度肝を抜かれるかもしれないと。期待が高まりますね。

岩谷: あと、アンコールも衝撃的かもしれません。

浦川: 変わり種というか、久々に持ってきた感じです。

岩谷: 結構胸熱です。昔から応援してくださっている方も、最近知ってくださった方も、グッとくるかもしれない。僕たちの歴史がわかるアンコールになっています。

浦川: うん、ルーツをたどるアンコールになっていますね。

――これまでの『LIVE×ONLINE』でも胸熱な演出はあったかもしれませんが、今回は上回りますか?

浦川: そうですね。前回は『RMPG』の幻の再演という感じだったので、「やっと見られた」と言う方もたくさんいらっしゃいました。今回は、それも超えるんじゃないですかね。

岩谷: 本当に1回しかない公演、という感じです。見逃したら、もう、やらないかもしれないので。

浦川: 必見です!

――心地よく期待を裏切るようなオープニングや演出案については、毎回、皆さんで話し合っているんでしょうか?

岩谷: そうですね。話しています。今回のオープニングは、結構勇気がいりました。

浦川: うん、うん。元のものを崩しているよね。

岩谷: 結果として、いい仕上がりになってきています!

浦川: そして、またエモいので、どうぞお楽しみに!

翔吾&翔平が振り返る、2020年の蓄えや課題と2021年の希望

――2020年もまもなく終わりますが、年内に「これだけはやっておきたい!」ことは、ありますか?

浦川: 年内に…家具をそろえたいです!!

岩谷: えっ(笑)。

浦川: 住み始めてもうすぐ2年くらい経つんですけど、家具がまだ揃い切っていないんです。来年に持ち越したくない、家感を出していきたい、と思って。テーブルと椅子は(与那嶺)瑠唯さんに誕生日プレゼントでもらって、テレビも陣さんからもらったんですけど、今、光が足りていないんです。間接照明だけだと夜とか暗いし、掃除道具もないし、ゴミ箱もないし…。

岩谷: ええ!?ゴミ箱もないの?

――ゴミ袋で代用していらっしゃるとか?

浦川: 透明の袋を3個並べています。ペットボトル、缶、燃えるゴミ、って(笑)。

岩谷: もう、今日の帰りに買って行ったら!?

浦川: ちょっと寄って帰る。部屋を整えてから来年に行きたいと思います!

――岩谷さんも、やっておきたいこと、ありますか?

岩谷: 僕は将棋四段を取りたいです!

浦川: 確かに!渡辺明氏(うじ)を倒しましたからね!

――11月3日の『シブザイル』で対局の末、勝利を収められましたもんね!鮮やかでした!

岩谷: ありがとうございます、めちゃめちゃ反響がありました!僕のInstagramのフォロワーさんに、将棋ファンの方がたくさん増えてくださって。今までに見たことのないアイコンの方が、バーッと「フォローしました」みたいな(笑)。皆さん、『シブザイル』のあの回を見て、きてくださったみたいです。すごい影響力だなと感じました。皆さん、すごくやさしくて…認めてくれたんです。「金矢倉からの端攻めは、ヤバイ!」とか(笑)。

一同: (笑)。

岩谷: 将棋はずっと趣味でやっていたので、四段目指していきたいです。年内にいけたらいいけど…難しそうなので、来年には絶対に取りたいです。

――楽しみにしています。終わりに。今年は計画していたことがすべて行えなかったりなど、アーティストとして歯がゆい1年だったかもしれません。来年に向けての想いを聞かせてもらえますか?

浦川: 今年は自粛期間も長かったので、活動がなかなかない中でも、ずっと応援し続けてくださった方がたくさんいてくれたことを実感する1年でした。蓄えた分を、その人たちにコツコツ返していきたいと思っています。やっぱりライブができたら…、恩返しできる場として一番いいんですけど。まだどうなるかはわからないので、いろいろな形で恩返しをしていきたいです。それをさらに再来年へと、どんどんつなげていきたいです。チャージしたので、本当はぶっ放していきたいんですけど、ここはちょっと冷静に。そういうときこそ、足元をすくわれてしまうから、点と点をつないでいくように、丁寧にコツコツやる年にしたいと思っています。

岩谷: 翔平が言った通り、ファンの皆さんと、できればライブ会場で一緒になって、同じ空間を過ごせたら、と思ってはいます。今年いろいろあった分、来年はファンの皆さんと、お互いに求め合う1年になるのかなと思っているんです。自分たちも皆さんの想像を超えるくらいインプットもしてきたので、ライブもそうですし、いろいろなことを発信できるようにしていきたいです!


取材・文:赤山恭子、写真:You Ishii

THE RAMPAGE岩谷翔吾&浦川翔平、2020年の蓄えと2021年の希望「ぶっ放したいけど冷静に」「求め合う1年にしたい」

■「LIVE×ONLINE」THE RAMPAGE

出演:THE RAMPAGE from EXILE TRIBE

配信:12月22日(火)よる8時

見逃し配信期間:番組放送後から12月25日(金)23:59

購入ページ:https://abema.tv/channels/payperview-1/slots/Ek4k1kkSjGLm9R

※Go Toキャンペーンは12月22日(火)21:30まで購入した方が対象になります。

※12月22日(火)21:30以降は通常販売価格のみの販売になります。

※「Go Toイベントキャンペーン」対象のチケットは最新のアプリバージョンでのみ購入できます。

■THE RAMPAGE from EXILE TRIBE / MY PRAYER

NEW SINGLE「MY PRAYER」発売中!楽曲の持つ儚さをより表現するために、THE RAMPAGEとして初の"踊らない"ミュージックビデオとして話題に。

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