「毎日、涙腺が緩む瞬間が多々ある」【E-girlsラストインタビュー／佐藤晴美・武部柚那・石井杏奈編】 | インタビュー・特集 | ABEMA TIMES

　12月に入り、いよいよカウントダウンを迎えた今、彼女たちは何を思うのか―。28日に控えたラストライブ『アベマLDH祭り「LIVE×ONLINE」E-girls』について、同日発売になるラストアルバム『E-girls』について、さらには2018年～2019年の1年間にわたり放送されたABEMAの冠番組『全力部活! E高』について、振り返ってもらった。本シリーズは11名の全メンバーに、3回に分けてインタビューで聞く。初回は佐藤晴美、武部柚那、石井杏奈の3名が登場した。

佐藤晴美「言葉にできない達成感も」全員で挑んだ富士山登頂『全力部活! E高』

　『全力部活! E高』で印象に残った回を聞くと、3人は揃って「富士登山部！」と、富士山への登頂達成を挙げた。富士山へは過去2回チャレンジしており、初回は悪天候により、七合目の途中でリタイアを余儀なくされていたため、2回目のチャレンジで見事登頂となったのだ。武部は、「いつかは富士山に登ってみたいと思っていたので、11人で登れて良かったです！人生での大事な経験を11人でできたことが嬉しかった。…でも、キツすぎてもう二度と登りたくないです（笑）」と、瞳を輝かせた。

　石井もメンバーとの絆も交えた思い出を語る。「富士登山のときに、みんな疲れていて大変な中、須田アンナや楓さんが声を出して盛り上げて励ましてくれたことや、伶菜さんは絵がとても上手なこと、変わらず終始明るくふざけてくれた武部柚那のタフさが、すごく思い出に残っています！」と、声を弾ませた。悪天候により途中でリタイアを余儀なくされた初回は、下山後に大縄跳び111回をミスなく飛び終えるという、さらに過酷なミッションもあった。が、当時を思い出した佐藤は、「本当に本当にキツかったです。端っこを担当してくれていたメンバーが本当に頑張ってくれて、みんなの協力があって成功したと思っています。辛かったですが、言葉にできない達成感もありました！」と清々しく語った。

武部柚那「11人で続けてきた歴史が詰まったものに」ラストアルバム『E-girls』に込めた想い

　そして、28日にリリースされるラストアルバム『E-girls』について聞くと、佐藤は「約9年間の集大成です。メンバーと、これまで応援してくださったファンの皆さんとの思い出が詰まっています。未来の自分が過去を振り返るとき、間違いなくこのアルバムが全てを語ってくれると思います」と強い気持ちを言葉で表した。応じるように、武部＆石井も「最後なので、とにかくすべてを詰め込みました！」と声を合わせる。

　「デビューからの歴史というより、それをまた11人で続けてきた歴史というものがいっぱい詰まっています。今の11人のE-girlsだからこそ表現してきた"E-girls"というグループのエンタテインメントを楽しんでもらえるアルバムになりました」（武部）、「今まで出す予定のなかった当時のリハーサル映像や、MV撮影時に撮った、ずっと温めていた『北風と太陽』の映像など、E-girlsを代表する1作になりました。一生残る作品になることを願っています」（石井）。

石井杏奈「想像するだけで感動が生まれる」ラストライブに向けて

　思いを込めた『E-girls』に収録されている楽曲も楽しめる、そんな期待が募る28日の「LIVE×ONLINE」。絶賛リハーサル中の今、感じることを問うと、石井は「リハーサル中は毎日、涙腺が緩む瞬間が多々あり、想像するだけで感動が生まれるので、本番当日どんな感情になるのかとても楽しみです」と心の内をさらした。武部も「自分たちのBestを準備して作ってきた、3公演しかできなかった『PERFECT LIVE』を基盤に、ラストだからこその演出やパフォーマンスを組み直して作っています」と、試行錯誤の末、最高のセットリストから演出が完成したことを伝えてくれた。

　リーダーの佐藤も、当然、並々ならぬ思いを抱えて臨む。「これまで、数えきれないほどのライブをさせていただきましたが、E-girlsとしてパフォーマンスする最後のライブです。とにかくみんなと踊れることを噛み締めて、ステージに立ちたいと思います。ファンの皆さんも一緒に楽しんで、E-girlsのラストパフォーマンスを見届けてください！！」と熱いメッセージを届けてくれた。11人の輝く姿を、焼き付けたい。

構成・文：赤山恭子