路上から2年で悲願の大阪城ホールへ…Novelbrightが決意「自分たちの力を証明するライブ」

【視聴する】『Novelbright ~新章・開幕宣言~TOUR FINAL@大阪城ホール』

Novelbrightが7月11日、大阪城ホールでワンマンライブ~大阪城公演で交わした約束「2年以内にあっちで会いましょう」を実現するワンマンat大阪城ホール~を開催する。この公演は、メジャー1stフルアルバム「開幕宣言」を引っ提げた全国リリースツアーのファイナル。昨年、大阪城ホールで無観客配信ライブを行った彼らにとって、満を持して実現する記念碑的な公演と言える。ABEMA TIMESでは初の有観客・大阪城ホール公演について、メンバー全員にインタビュー。彼らの強い思いをしっかりと受け止めてほしい。

―― Novelbrightは現在、メジャー1stアルバム「開幕宣言」を携えた全国ツアーの真っ最中。手ごたえはいかがですか?

沖聡次郎(Gt.):「開幕宣言」は去年からずっと作り続けてきて、今年の春にやっとリリースできて。ツアーも始められて、自分たちが今、リアルにやりたい音楽を届けられることを率直に嬉しく感じてます。このご時世なのに、会場に来てくださる方も多くて。一緒に音楽を共有できているのも嬉しいですね。

ねぎ(Dr.):去年はバンドらしい活動ができなかったので、メジャー1stアルバムを持って全国を回れることがすごく嬉しいです。初めて行く土地でも、しっかり曲を聴いてくれているのが感じられて。全国各地のファンに届いてるんだなって実感してます。

―― ジャンルを超越したアルバムだし、メジャーシーンに進出したうえで、バンドのやりたいことが伝わっている実感が得られるのは素晴らしいですね。

竹中雄大(Vo.):そうですね。去年メジャーデビューして……僕たちのマインドとしては、メジャーでもインディーズでも変わりないんですけど、挑戦するステージが変わったのは確かで。もっともっと高みを目指していこうと思ったし、それに見合うアルバムをリリースできたのは良かったです。メジャー1発目の作品は一生に1回だし、“新章”というか、新たな決意を込めた作品だと思います。しかも13曲全てに色があって、どんな人にも刺さるものがあるんじゃないかなって。ジャンルというか、それぞれタイプが違うんですよ。ふだんバンドの音楽を聴いている人も、そうじゃない人も、年配の方も若い人も、老若男女に届くと思ってますね。

圭吾(Ba.):アルバムを出して終わるではなくて、ツアーを回って、ライブをすることで初めて完成するイメージが強いですね。ステージで演奏することで「この曲はこうやったほうがいいな」みたいな試行錯誤もあって。捉え方が変わる楽曲や新しい発見もあって、アルバムをより深く味わえるようになってます。

山田海斗(Gt.):曲のふり幅の大きさもそうだし、今、僕たちが出来ることを最大限に形にしたアルバムです。僕らの可能性を知ってもらったうえで、次のアルバムへの期待感も高められたかなと。「開幕宣言」をどう超えていくのか、僕らも楽しみですね。

―― 会場に来ているオーディエンスの様子はどうですか? いろいろな規制があるなか、どうしてもNovelbrightのライブを生で体感したいという思いを抱えている方が多いと思うんですが。

竹中雄大:まず、僕らはロックバンドだし、ずっとライブが主戦場だったんですよ。去年はライブができなくて、人生の物足りなさを感じていて。「やっとライブができる」という喜びは意識しなくても勝手に出てると思うし、お客さんのほうも、日々のモヤモヤやストレスを発散しながら楽しんでくれてるんじゃないかなと。声が出せないとか、マスクとか、いろいろ決まりはあるけど、どの会場もいい感じです。

―― 観客のみなさんの表情もわかる?

竹中雄大:わかりますね! 目尻が下がれば「笑ってくれてるんだな」と分かるし、泣いてる人もいて。それを見て、僕らもパワーをもらってます。

沖聡次郎:まずライブで届けたいメッセージがあって、そのために曲を作るという順番なんですよ、もともと。それが伝わっているのは嬉しいし、「この曲にはこんな力があったのか」と気付かされることもありますね。

路上から2年で悲願の大阪城ホールへ…Novelbrightが決意「自分たちの力を証明するライブ」

―― 7月11日には大阪城ホールでワンマンライブが行われます。メンバーのみなさんにとってもNovelbrightにとっても、すごく大きなライブだと思いますが、どんな気持ちでこの舞台に臨みますか?

竹中雄大:正直、収容定員を半分にしないといけない歯がゆさもあるんですが、まずは無事に開催できそうなのが何よりだなと。ここがゴールではなくて、通過点の一つに過ぎないんですけど、ずっと掲げてきた大きな目標ですからね。去年は無観客でやって、そこでメジャーデビューを発表したんですけど、1年経って、もっともっと成長した姿を見せたいなと。さらに、もっと大きな場所で輝く姿を想像してもらえるようなステージを届けたいです。

ねぎ:バンドに憧れ始めて、最初にライブを見に行ったのが大阪城ホールだったんです。UVERworldのライブだったんですけど、すごい後ろの方の席だったのに、めちゃくちゃカッコ良くて。自分もここでやりたいと思ったんですよね、そのとき。去年、無観客でやったときに「やっぱりお客さんを入れたかった」と強く感じて。収容定員の半分だけど、あのステージに立って、お客さんの前で演奏できるのは本当に楽しみです。

圭吾:2年前、最後の路上ライブを大阪城公園でやったとき、雄大が「2年以内にあっち(大阪城ホール)でやります」って言って。僕も「このメンバーだったら絶対いける」と思っていたし、それが叶うことの喜びは大きいですね。

―― 大阪城ホールでのライブは夢ではなく、具体的な目標だった?

圭吾:僕らはそう思ってました。端から見たら「何をバカなことを」という話だと思うんですよ。路上でしかやってないバンドが、2年以内にあんな大きい会場でライブできるなんて誰も思ってなかっただろうけど、自分たちはこのバンドの可能性を信じていたので。

竹中雄大:正直、すべてを理論的に考えて「いけるはず」と思っていたわけではなくて、もともと「言っちゃえ!」というタイプなんですけどね(笑)。でも、言葉にすることで叶いやすくなることは昔からあって。「言っちゃったからにはがんばらな!」って、自分にプレッシャーをかけられるし、何事も「いけるやろ」と思ってるんですよね。

山田海斗:大阪城ホールは大阪でいちばん有名な会場だと思うんですよ。ライブハウスの名前は伝わらないこともあるけど、大阪城ホールは誰でも知ってて。そういう場所でライブをやることで、親孝行できる感じもありますね。メンバーだけでがんばってきたわけではなくて、家族に迷惑をかけることもあったので。

沖聡次郎:2年前から目標にしていた場所ですけど、次のステップにいけるという気持ちも大きくて。自分たちの力を証明するライブになると思うし、今までで一番いい時間をつくって、もっと高いステージに上るきっかけにしたいですね。

―― アリーナクラスのライブならではの迫力だったり、大きい会場だからこそ可能な演出もありますからね。

竹中雄大:そうですね。ただ、僕としては会場の大小は関係なく、しっかり目を見て歌おうと思ってます。目を見て、「一人一人の心に届け」という気持ちで歌うことで、伝わり方も全然違ってくるはずなので。

―― 今回の大阪城ホール公演は、オンラインで配信(ABEMAで独占配信)されます。

竹中雄大:正直言うと……会場に来てもらったほうがいいとは思うんですけど、今は配信の技術も発達しているし、画面越しでもリアルな熱量を届けられるようになっていて。今回は有観客なので、みんなから受け取ったエネルギーも一緒に発信したいですね。ぜひクリアな音像を楽しんでほしいです。

山田海斗:僕らとしても、配信されていることをわかったうえでライブをやるし、「配信を見てる方にも届ける」という気持ちでやろうと思っていて。ぜひ楽しんでほしいですね。

【視聴する】『Novelbright ~新章・開幕宣言~TOUR FINAL@大阪城ホール』
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Novelbright初の“有観客”大阪城ホール公演『Novelbright ~新章・開幕宣言~TOUR FINAL@大阪城ホール』を「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で独占生配信
Novelbright初の“有観客”大阪城ホール公演『Novelbright ~新章・開幕宣言~TOUR FINAL@大阪城ホール』を「ABEMA PPV ONLINE LIVE」で独占生配信
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