乃木坂46、結成10周年の記念日にメモリアル公演実施 ファンからのサプライズにキャプテン秋元真夏「言葉にならないくらいうれしい」と涙

 グループにとって約2年ぶりとなる「真夏の全国ツアー」は7月14日大阪・大阪城ホール公演を皮切りに、これまで、大阪、宮城、愛知と計6公演を実施。今回の福岡公演初日は乃木坂46が結成されてからちょうど10周年にあたる日で、1期生でキャプテンの秋元真夏はステージ上で「全国各地で10周年ライブを見ているということなので、最高に盛り上がる1日にしたいと思います!」と力強く宣言した。

 ライブ開始前には、3期生の九州・沖縄出身メンバーの伊藤理々杏(沖縄県)、大園桃子(鹿児島県)、与田祐希(福岡県)、吉田綾乃クリスティ(大分県)がトークコーナーを展開。グループ結成10周年のアニバーサリーにあたる日に、地元福岡でライブができることとなった与田は「私自身、すごく喜んでいます!」と弾ける笑顔を見せた。それから、「OVERTURE」を経てステージに登場した乃木坂46は、センターに立った遠藤さくらの掛け声をきっかけに、「スカイダイビング」から爽やかにライブをスタート。2曲目に披露されたライブの定番曲「ロマンスのスタート」では、山下美月が「皆さん、盛り上がる準備できてますか? 今日はもつ鍋より熱々こってりな時間を過ごしましょうね!」と福岡ならでは煽りを行い、客席を盛り上げた。

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キャプテン秋元真夏「本日は乃木坂46の結成10周年の誕生日です!」

 初めてのMCでキャプテンの秋元が、「本日は乃木坂46の結成10周年の誕生日です! おめでとう!」とコールすると、メンバーにまつわるプレートがたくさん飾ってある大きなケーキが登場。結成10周年を迎えた心境を聞かれた生田絵梨花は「私が会場にいるみなさんの気持ちも受け取って、バースデイソングを独唱で歌わせて頂きますね」と突然言い出し、圧巻の歌唱力でバースデイソングを披露。ミュージカル仕込みの熱演を繰り広げると、秋元は「ここ帝劇(帝国劇場)じゃないから(笑)。でも盛り上がったし良かった!」と笑った。また翌22日の福岡公演が最後のライブとなる大園は「卒業前なんですけど、乃木坂が大好きです。今まで以上に頑張って、たくさんの感謝を皆さんにお届けできるよう頑張ります」と抱負を語った。

 今回のライブでは、デビュー曲「ぐるぐるカーテン」や「NHK紅白歌合戦」初出場時に披露した「君の名は希望」、「日本レコード大賞」の大賞受賞曲に輝いた「インフルエンサー」「シンクロニシティ」、そして最新シングル曲「ごめんねFingers crossed」など、新旧の名曲が散りばめられたセットリストが展開された。

 中盤では、ユニット曲、アンダー曲、期別曲など、バリエーションに富んだ楽曲が披露された。アンダー曲の「日常」では、センターに北野日奈子を据え、迫力満点のステージが展開。9月22日リリースの28thシングル(タイトル未定)で、4期生の賀喜遥香が初めて表題曲のセンターを務めることが発表されたが、この日届けられた4期生楽曲「I See...」でも、センターというポジションで眩い光を放ち、オーディエンスを魅了していた。

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次世代エースと期待される遠藤さくら「私も早く力になれるように追いつきたい」

 「ごめんねFingers crossed」披露前には“次世代のエース”と期待がかかる遠藤が決意を語る場面も。「今日で乃木坂46は10周年を迎えました。今の私は乃木坂46に貢献できていなくて、何か少しでも貢献できることを見つけたいと思って頑張って探したりしているんですけど、結局自分に何ができるのか、わからなくて、出来なくて、見つからなくて…情けない弱い自分が本当に悔しいです。10年目を迎えた今、頼ってばかりじゃダメなのはわかっています。自分で踏み出していかなくちゃいけないのもわかっています。次の曲をやるたびに、そういった覚悟のような思いが芽生えたのは本当だし、ずっと傍で支えてくれる先輩方・同期がいればどこまででも頑張っていける気がします。今日は乃木坂46の結成日です。先輩方が築きあげてくださった、乃木坂46が大好きです。私も早く力になれるように追いつきたいです」とコメントし、パフォーマンスが終わると、遠藤は感極まったのか目に涙を浮かべていた。

 この日初披露された楽曲「他人のそら似」は乃木坂46の10周年を記念してプロデューサーの秋元康が書き下ろした楽曲。デビューから27枚目までの歴代シングル表題曲の振り付けが盛り込まれているという斬新なダンスを繰り広げ、オーディエンスを楽しませた。

 アンコールの最後は“10周年の思いを込めたあの楽曲”という紹介で、ファンから根強い人気を誇る名曲「きっかけ」を披露した乃木坂46。曲が終わると会場のファンは「10周年おめでとう」と書かれた紙を一斉に頭上に掲げ、このサプライズにキャプテンの秋元は大粒の涙を流し、「言葉にならないくらい本当にうれしいです。ありがとうございます!」と感謝した。

 なお、8月22日の福岡公演は3期生・大園のラストライブとなる。一体どんなステージとなるのか。結成11年目を歩み始めた乃木坂46の“これから”にも注目だ。

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■乃木坂46「真夏の全国ツアー2021」8月21日福岡公演セットリスト

M00. OVERTURE

M01. スカイダイビング

M02. ロマンスのスタート

M03. サヨナラStay with me

M04. 自惚れビーチ

M05. Sing Out!

M06. ざぶんざざぶん(与田、筒井)

M07. Threefold choice(飛鳥、星野、山下)

M08. 日常

M09. 滑走路

M10. ひと夏の長さより・・・

M11. アナスターシャ

M12. トキトキメキメキ

M13. Against

M14. I See...

M15. 空扉

M16. 言霊砲

M17. せっかちなかたつむり

M18. 錆びたコンパス

M19. 扇風機

M20. ありがちな恋愛

M21. 全部 夢のまま

M22. サヨナラの意味

M23. ジコチューで行こう!

M24. ごめんねFingers crossed

EN1. ぐるぐるカーテン

EN2. 君の名は希望

EN3. インフルエンサー

EN4. シンクロニシティ

EN5. 他人のそら似

EN6. きっかけ

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