LINEリサーチが全国の男女を対象にスマホでの調べものに関する調査を実施 興味をひかれる商品(モノ)に出会うのは「YouTube」が1位、「テレビ番組」が僅差で2位にランクイン
LINEリサーチでは、日本全国の13歳~79歳までを対象に「スマホで調べものをするときの検索行動の調査」の番外編として、興味をひかれる商品(モノ)にどこで出会い、どのように調べているのか、またどういった情報が購入の後押しになるのかを調査し、その結果を発表した。
興味をひかれる商品に出会うのは「YouTube」が1位。僅差で「テレビ番組」
普段興味をひかれる商品に出会うときに、どこで出会うことが多いか聞いた。
全体では「YouTube」が1位で約3割。次いで僅差で「テレビ番組」となった。3位以降も「テレビCM」「家族や友だちの話」「Instagram」が2割台半ばで続いた。上位の項目に大きな差はなく、さまざまな場から、興味をひかれる商品と出会っていることがわかった。
続いて、男女年代別の傾向をみていく。
男性10代~30代では「YouTube」1位、「X」が2位となった。特に10代では「YouTube」が5割以上となり、2位以下を大きく引き離す結果となった。また、男性の30代では3位、40代では2位に「ウェブ検索の結果」が入った。男性50代以上では「テレビ番組」と「テレビCM」の両方が、3位以内にランクインしている。
女性10代~40代で「Instagram」が1位となり、中でも、20~30代では、2位と20ポイントほど差をつけ、圧倒的な割合で1位となった。2位、3位は年代によってやや顔触れが異なり、女性10代では3位に「TikTok」が、女性20代では2位に「X」が入った。女性30代以上では、「家族や友だちの話」が3位以内に入っている。女性50代以上では、男性と同様に「テレビ番組」と「テレビCM」が3位以内に入った。
男女ともに、30代以下は、SNSやYouTubeを中心に、50代以上では、テレビ番組やテレビCMを中心にひかれる商品に出会っている様子。また「家族や友だちの話」や「お店の店頭」といったオフラインでの会話や接点も幅広い年代で5位以内に入った。
10代~20代はGoogle検索に加え、SNSでも興味をひかれた商品について調べる
興味をひかれた商品に出会った後「それを調べるときに何を使うのか」聞いたところ、「Google」がほかを大きく引き離して1位となった。次いで「Yahoo!JAPAN」、3位に「YouTube」となった。
男女すべての年代でも「Google」が1位となった。気になったものを深く調べたいと思った時に、まず「Google」で検索するという行動は、性別年代に関わらず共通していた。
2位以降では、それぞれ傾向が異なった。男性10代~30代では「YouTube」が2位、中でも10代は4割弱と他の年代に比べて高い結果となった。女性10代~30代では「Instagram」が2位に、男性10代~20代と女性20代では「X」が3位にランクインした。女性10代では「TikTok」の割合も高く3割台の僅差で4位となった。10代~30代では、特にSNSサービスが上位5位の多くを占めた。
男女ともに30代以上で「Yahoo! JAPAN」が3位以内に入った。「お店の店頭で商品を見る」や「家族や友だちに聞く」は、幅広い年代で5位以内に入る結果となった。
調べた商品を実際購入する決め手になるのは「商品のレビュー/クチコミ」
最後に、調べた商品を購入する決め手となる情報ついても聞いた。全体では「商品のレビュー/クチコミ」が5割超となり、すべての年代で1位となった。グラフにはないが、特に女性の20代~50代では6割を超え高くなっている。2位には「店頭で商品を見て得られる情報」、3位には「商品の公式ホームページ/サイトの情報」が3割台で続いた。4位の「家族や友だちの話」は、男性に比べ女性で高い傾向となった。5位の「商品に関する、まとめ/ブログ記事」は、男性20代、男女30代で他の年代に比べ若干高い傾向となった。
全体の上位10位には入らなかったが「インフルエンサー/有名人の投稿」が、10代女性では3割弱で4位、10代男性では1割台後半で6位となった。女性20代では「ハッシュタグや検索で見つけた一般人の投稿」が2割台後半となっており、若年層では、InstagramやYouTubeなどの投稿に後押しされることも少なくないようだ。
【調査について】
LINEユーザーを対象にしたスマートフォンWeb調査
調査対象:日本全国の13歳~79歳の男女
実施時期:2023年9月16日~9月19日
有効回収数:645,736サンプル
集計対象:有効回収数の中からランダム抽出した男女13-79歳の49,839サンプル
※性別年代構成比を市場にあわせてウェイトバック
※表/グラフ中の数字は小数第一位または第二位を四捨五入しているため、合計しても100%にならなかったり、同じパーセンテージでも見え方が異なったりする場合がある