2023年のスポーツ界は国際大会も数多く開催され、明るいニュースが目白押しの年だった。野球・バスケットボール・バレーボールなど世界に誇る、日本を代表するアスリートたちの活躍もめざましく、パリ2024 夏季オリンピックに向けて多くのアスリートたちが日本代表の座をかけて戦いに挑んだ年でもあった。 今回はZ世代を熱狂の渦へと巻き込んだ「2023年注目したアスリート」について調査した。自身が取り組んでいるスポーツはもちろんのこと、推し活の一環としてアスリートを応援しているという方もいるようだ。
第1位 大谷翔平(野球)
投打の“二刀流”で史上初の「10勝、40本塁打」の偉業を成し遂げ、日本人初となる本塁打王に輝いた大谷選手。「日本のWBC制覇は彼あってのもの!日本中が大谷くんに夢中になった」「負傷しても何度もチームのために頑張る姿がニュースで何度も取り上げられていた」「怪我しても諦めなかった」「日本が誇りに思っていいと思う選手」「毎回感動を与えてくれる」「WBCで世界一!ホームラン王もすごい」「二刀流なんてすごいよ!!」「ファンへの対応もよく、楽しませてくれた」「日本人で世界中に人気のショウヘイオオタニ、最高過ぎる」と、Z世代からも大谷選手を讃える声が多くよせられた。
第2位 藤井聡太(将棋)
21歳2ヶ月という若さで、将棋界史上初の八大タイトル全冠制覇という偉業を成し遂げた藤井聡太八冠。「最年少で恐ろしい偉業を成し遂げていた」「将棋界に衝撃を与えたと思う」「将棋8タイトルは凄すぎる」「漫画を超えた実写」「近い年齢の人が1つのことに打ち込んでここまでタイトル取れるのはすごいなぁと感じた」と、常識を超える異次元の強さに圧巻している様子がうかがえた。また、「藤井聡太に勝てる人はいないと思う。将棋も人柄も素晴らしい」「最近八冠を取ったし、こんなに凄い人なのに謙虚」と、藤井八冠の将棋の実力もさることながら、会見などで見せる豊富な語彙力や謙虚で穏やかな振る舞いに魅了される方が多いようだ。
第3位 ラーズ・ヌートバー(野球)
WBCで一躍注目を集める存在となったのが、米国人で初めて日本代表となったラーズ・ヌートバー選手。「ペッパーミルがめっちゃ流行ったし、選手としても大活躍してた」「WBCのペッパーミルが大流行!!」と、ヒットを打つたびに見せる“ペッパーミル・パフォーマンス”は話題を呼んだ。「侍ジャパンの1番バッターとしてもムードメーカーとしても日の丸を背負い世界に立ち向かってくれた」「WBCの前までは無名だったのに、今となれば名前を出せば誰でもわかるようになった」「最初はみんなに批判されちゃってたりしたのに実力で見返した」との声が聞かれ、愛嬌のある明るい性格で、ムードメーカーとして愛される人柄にZ世代も心を鷲掴みにされてしまったようだ。
第4位 髙橋藍(バレーボール)
バレーボール日本代表のエースとして、パリ2024 夏季オリンピックへの出場権獲得に大きく貢献した髙橋選手。「オリンピック予選でも若いのにすごい大きい責任を持ちながらも全力プレーをしてた」「色んな角度からの攻撃、特にバックアタックをたくさん決めているのがとてもかっこいい」「スパイク、レシーブ、サーブまで、何だってお手の物なオールラウンダーなところが好き」「ビジュや技術が世界的にも評価されていた!!」「高橋藍選手のフェイクセットは凄すぎました」「試合ではクールですが休憩の時間は小動物みたいにとキュートな一面が見れる。様々なギャップを魅せてくれる」と、髙橋選手のアイドル顔負けの甘いルックスとリベロ顔負けの守備力に加えスピードのある攻撃力に魅力を感じているようだ。また正確性の高いダイナミックなプレーを見たファンからは「ハイキュー!!のようなプレーが見れて最高だった」との声も聞かれ、Z世代にも人気のあるバレーボールアニメの実写を見ているようだとSNSで話題にもなった。
第5位 三笘薫(サッカー)
三笘選手といえば、“三笘の1ミリ”だ。昨年12月に行われたFIFAワールドカップカタール大会のスペイン戦でのVAR判定となったゴールラインを割りかけたボールへ食らいつき、決勝ゴールへとつながった執念のプレーは日本のみならず海外でも賞賛された。「世界最高峰のプレミアリーグで活躍している、次元が違う、かっこいい」「ドリブル力、足の速さ、体幹の強さが、ヤバイ」「世界も驚くトリックシュート」「ブルーロックの凪と同じプレーをしてリアル凪と呼ばれていた」「W杯で三笘の1ミリなど大活躍して注目された」「三苫の1mmが流行った!クラスみんな知ってる」と、三笘選手の強みである華麗な足さばきと圧巻のドリブル成功率はサッカーに励むZ世代の憧れの存在のようだ。
第6位 河村勇輝(バスケットボール)
今年行われたFIBAバスケットボールワールドカップでブレイクした選手としてピックアップされた河村選手。高校在学中、特別指定選手として史上最年少(当時)でB1デビューを果たした逸材だ。「日本をパリ五輪に導いた立役者!22歳世代の活躍がめざましい」「バスケ界で最強の新世代って印象が強かった」「背は低いけど、それを気にさせないくらいのプレーをしていた!」「バスケの試合のピンチの時に、3Pを決めたりしていて、とにかくカッコよかった!」「B1で40得点とすごい!!渡邊雄太選手を引退させない宣言もかっこよかった」「オリンピックの出場権を自力で獲得していた」との声が。172cmとバスケットボール選手にしては小柄だが、スピードとパスセンスを武器に世界に通用するプレーで、日本中を熱狂の渦に巻き込んだ。
第7位 石川祐希(バレーボール)
バレーボール男子日本代表のキャプテンとして、チームを牽引し日本バレーボール界をさらなる高みへと導いた石川選手。「オリンピックの切符を掴んだチームのキャプテンだしここぞと言う時に必ず決めてくれる」「キャプテンとして、チームを引っ張り、オリンピックへの出場権を獲得した」「バレーほんとに熱かった…石川選手かっこいいし周り見えてるしほんとに凄い」「ここまで日本を引っ張ってきた最強エース!!」「バレーボールの大会でサービスエースやスパイクをめっちゃ決めててかっこいい」との声が聞かれました。石川選手の最高到達点351cmのジャンプ力を誇り、速度120kmを超える強烈なスパイクは見るもの虜にするパワーがあるようだ。
第8位 早田ひな(卓球)
10月に行われたアジア競技大会で世界4位の中国選手に競り勝ち、今や飛ぶ鳥を落とす勢いの早田選手。全日本卓球選手権2023ではシングルス、ダブルス、混合ダブルスの3種目で優勝。女子では史上4人目となる3冠を達成し、2位以下を大きく引き離してパリオリンピック代表選考レースのトップを独走中。「中国の選手との試合が凄かった」「この前のアジア大会で、強い中国の選手からたくさん点を取ったり勝ったりしていた」「かわいいのにめっちゃ卓球出来るっていうギャップすき」「頑張ってる姿がかっこいい!」「卓球してる姿マジでカッコイイ」「卓球でめちゃ活躍してた」との声が集まった。
第9位 渡邊雄太(バスケットボール)
日本人史上2人目となるNBA選手として、活躍している渡邊選手。206cmという日本人離れした高身長と身体能力で海外選手にも劣らないパワーとオールラウンドなディフェンス能力で所属するブルックリン・ネッツの地元ファンからも人気を博している。「バスケの歴史を変えた人で尊敬している」「今年負けたら引退すると、言っていたのに勝って自力でオリンピックに出場できた」「バスケ好きだし、『負けたらユニフォーム脱ぐ』というプレッシャーなどもありながらチームと勝利出来た」「バスケの試合を見ていて活躍で心打たれました」「バスケのインタビューで涙を流していて、多くのものを背負っていたんだと思った」「世界大会で快進撃をした」との声が。FIBAバスケットボールワールドカップ大会前に今大会で五輪切符を逃したら代表引退すると公言し、自らを追い込み、そして有言実行するストイックな姿に勇気と感動をもらった方も多いようだ。
第10位 富永啓生(バスケットボール)
FIBAバスケットボールワールドカップで日本劇的逆転勝利の“立役者”。3ポイントシュートを次々と華麗に決める天才的なシュート力には、日本中が度肝を抜かれた。「バスケW杯でスリーポイントをめっちゃ決めてた」「3ポイントなどを沢山シュートしていたのが凄かった」「スリーポイントエグすぎ!!」「日本1のシューターとして活躍していた」「うますぎるスリーポイントは見てて気持ち良かった」「日本に感動をくれた」と、あの時の興奮が蘇るコメントがよせられた。日本人4人目のNBA選手となるのか、今後の活躍にさらに注目が高まる。
※集計期間 2023/10/17~2023/10/31 有効回答数 10~24歳 男女 6,409人