司会は、有吉弘行橋本環奈浜辺美波、高瀬耕造の4人。出場歌手は、紅組22組、白組22組の計44組だった。紅組からは、新しい学校のリーダーズAdo、ano、伊藤蘭、MISAMOが初出場だった。白組からは、大泉洋、キタニタツヤ、すとぷりStray KidsSEVENTEEN、10-FEET、MAN WITH A MISSION、Mrs. GREEN APPLEが初出場した。また、特別企画として、クイーン+アダム・ランバートが「Don't stop me now」を披露した。

 番組のテーマは「ボーダレス -超えてつながる大みそか-」だった。国境やジャンルを超えて、音楽でつながる、そんな大みそかになることを願って付けられたテーマだ。

最も視聴者をくぎづけにしたのは、YOASOBIが「アイドル」を歌唱中!

 年末に放送された第74回NHK紅白歌合戦がどのように見られていたかを、NHK関東の地上波放送かつ個人全体を対象に集計した。結果として、注目度が高かった歌手によるパフォーマンスシーンの1位から5位は、下記のとおりとなった。(注目度が高いとは、テレビの前の視聴者がくぎづけになったことを表す)

1位:23時18分から20分 YOASOBIの「アイドル」75.2%

 注目度が一番高くなったのは、YOASOBIの「アイドル」の途中でSEVENTEENが登場した辺りだった。その後、さまざまなアーティストが登場し、曲が終わるまで注目された。2023年の日本の音楽チャートを席巻した「アイドル」は数多くの音楽チャートで1位を獲得した。今回の紅白は、日本の音楽番組で初パフォーマンスとなった。今年話題になった楽曲が、一番注目される結果だった。

2位:22時20分 YOSHIKIがHEATHに捧げる2曲のうちのひとつ「Rusty Nail」73.4%

 2番目に注目されたシーンは、「Rusty Nail」のサビの部分で難波章浩が歌い始めた辺りからだった。様々なアーティストが代わる代わる歌い、曲が終わる辺りまで注目された。ネット上でも話題になったシーンのひとつで、「Rusty Nailカッコ良すぎて記憶が飛びそう」「トンデモねぇ布のRusty Nail」など熱いコメントが飛び交った。

3位:23時40分 全アーティストのプレイバックシーン 72.9%

 3番目に注目されたシーンは紅組、白組への投票中だった。全アーティストのプレイバックが映されたシーン。鈴木雅之からミッキーマウスが映った辺りまでが注目された。見逃したシーンを探していた視聴者も多かったのではないか?  

4位:22時23分 ポケットビスケッツさんの「YELLOW YELLOW HAPPY」70.3%

 4番目に注目されたのは、ポケットビスケッツとブラックビスケッツの過去の映像のシーンが流れた辺りだった。ポケットビスケッツが「YELLOW YELLOW HAPPY」の最初のサビを歌い終わる辺りまで注目された。25年ぶりの出場にネットも大いに沸いたシーンだった。

5位:21時26分 特別企画「ディズニー100周年スペシャルメドレー」70.3%

 5番目に注目されたシーンは、特別企画「ディズニー100周年スペシャルメドレー」の中の1シーンだった。Stray Kidsと櫻坂46の後に山寺宏一が出てきて、「フレンド・ライク・ミー」を歌い終わるまで注目された。「#ディズニーメドレー」がSNSのトレンドランキングに入るなど、話題を集めたシーンのひとつだった。

※審査シーン等、歌手によるパフォーマンスシーン以外はランキングの対象外