同社にてマーケティングの効果として重要指標としている「指名検索」。CM放映の前後数分間に増えた指名検索数をCMの放映量で割ったスコアを「指名検索スコア」と設定し、理論上はこのスコアが高いほどCMによってブランド名がより効果的に検索されたと計測している。

2023年12月 指名検索スコアの高いテレビCMランキング 第1位はamazonジャパン「Amazon」

1位:amazonジャパン「Amazon」 

 第1位はamazonジャパンの「Amazon」で、12月1日 23:59までブラックフライデーが開催していることを告知したCM。セール期にお馴染みのベルトコンベアから商品が流れてくるクリエイティブだが、「今年最後のビッグセール」「最高のご褒美を」というナレーションにあわせて、家電・ゲーム機・リュックサック・ヘッドフォン・ビール・腕時計などがベルトコンベアに流れていく様子に、開催終了前ギリギリでの駆け込みが多かったのか、指名検索スコアが伸びた結果に。

2位:かつや「かつや」

 第2位は「いいことあった日、やなことあった日、がんばった日、明日からがんばる日、ぜんぶカツ丼!」とすべての人をカツ丼で応援する「かつや」のCM。ナレーションにあわせて、「いいこと」や「やなこと」などの間にカツが揚がり、カツ丼がおいしそうにできていくクリエイティブに目を奪われる。

3位:オープンワーク「オープンワーク」

 第3位は「オープンワーク」。「くそー、どうして会社は俺を評価してくれないんだー」と終業後に走り叫ぶ若手ビジネスマンが、家に帰って自社の評判、様々な会社の評判をオープンワークで確認するCMだ。悩みを抱えるビジネスマンが前向きに転職活動をしていく印象に、同じような悩みを抱えた方が背中を押されたのではないだろうか。

4位:大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ「大江戸温泉物語」

 第4位は大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ「大江戸温泉物語」。全国35カ所という多さと会員割引による行きやすさ、バイキングやかに食べ放題などの魅力を伝えている。

5位:レゴジャパン「レゴ」

 第5位はレゴジャパン「レゴ」だった。大型探検船のレゴから「やあみんな、水中探検に出発」の声にあわせ海の中でレゴが冒険する様子が楽しい「レゴシティ」のCM。12月ということもあり、クリスマスプレゼントのリサーチとして指名検索スコアが増えたと推測される。